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【問題】この文具の最適な使用方法は?

いつか答えに辿り着けると信じて問い続けているものが、各々、多かれ少なかれあるだろう。

わたしの場合、そのひとつがこれだ。

この小型の手帳?(としか言いようのない物)の最適な活用方法をずっと探している。
いつでも探しているよ。


布張りの表紙。サイズは11.3cm×7.6cm×2.7cm…で情報カードよりも一回り大きいくらい
細目の罫線が入っていて、スリップ(しおり)とおそらく日付を書く部分がある
表紙も分厚く、小型ながら堂々たる存在感。もちろん、自立する

ちなみに最後の遊び紙にブランド名が入っていた。
おしゃれな人がこぞって使うで有名?なロルバーンのデルフォニックスだ。

表紙と本紙の間に、いい紙で遊び紙がはいってる


…なんというか、全体的にこだわりの感じられるデザインで、下手なことには使えない感がすごい。

確か、もう随分昔に買った(もしくは買ってもらった)福袋的な何かに入っていて、「あら素敵」とは感心しつつ、一体何にどう使っていったらいいのかまるで想像もできないまま、大事に引き出しの奥に仕舞い込んでいる。
それなりに幼かった当時は、オトナになったら使う機会もあろう…なんて思っていたような気さえする。

が、一向にこないね! 機会!

あまりにも装丁がしっかりしているので、何かを貼っていくのは向かないだろう。
(ものすごい厚みになりそうだし、すぐに閉じなくなってしまうに違いない…)

もう廃番になっているようなので、この1冊で完結できるのが、望ましい。
(少なくともわたしには同じシリーズなどは見つけられなかった)

現状だと「素敵な言葉を集める」あたりが無難だろうな…とはおもっているものの、このサイズ感・形状を活かしているか?と問われるとどうにも決め手に欠ける。
(別にもっと一般的なサイズのノートでいいもんな…)


いっそのこと、ページを切り抜いていって何か入れ物(箱)にする?という気をてらったアイデアもなきにしもあらずだが、その場合もやはりこのサイズ感を活かし切れないという問題が残る。
(似たようなサイズ感の小物入れなど売るほど持っているし)

…全部同じ形状に切り抜くのではなく、少しずつ違うパターンを切り取って絵を作る…というのはやりがいがありそうな気もするが…一度着手してしまったらもう戻れないので、やるにしても最終手段だな。
本を折ってなにかを作るというアートをマネてもよいかもしれないけれど、アプローチとしては切るのも折るのも大して変わらないとおもわれる。


それにしても、このサイズ感とこのデザインで、一体どういう使用用途を制作側は想定していたんでしょうね?
既に廃盤になっているところを見ると、あんまり一般的なものではなかったか受け入れられなかったようだけど、参考までに知りたいものだ。
もしかすると、私が知らないだけで「このサイズのノートなら当然これ用でしょ?」みたいなものがあるのかもしれない。

ひょっとすると、わたしと、このデルフォニックス社との相性がよくないという可能性もあるのか?
ロルバーンも憧れてるだけで、ずっと保留にしてるし…
いや、それをいうなら野帳も、トラベラーズノートも憧れのままで保留にしているから、「ちょっと高級感のあるもの」に対する、負い目のようなものがあるのがいけないのかもしれない…


などとせんのないことをふわふわ考えつつ、今回も取り立てた成果もないまま、ストック文具の引き出しの奥底に例の手帳をそっと戻すのだ。

いつか、ここぞという出番がきますように…と祈りながら。

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