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【本の紹介】木曽ひかる 著『冬萌』(新日本出版社、2024年)
https://www.shinnihon-net.co.jp/general/product/9784406067935
コロナ禍の中で貧困に喘ぐ女性たちを描いた小説です。
筆者は長年、名古屋市役所で生活保護などの業務に従事しており、退職後も生活困窮者支援活動等にとりくんでいます。小説内で描かれる貧困者の実態がリアルなのは、実際に見聞きした現実が織り込まれているからだと思います。丁寧に個人の生育環境を描くことで、個人の問題にとどまらない貧困やジェンダー差別が生じる社会構造上の問題にも目を向けさせてくれます。
多くの方に読んでもらいたい小説です。
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