21年1/25 小説📚パロディ「痔滅の刃」No.72 第三章㉔ 🔴広島焼き
⬜⬜「金毘羅」作戦6️⃣
⬜ 待ち伏せ3️⃣
虎痔郎は大嘘都鬼組・組員Cの
森の市松が殺される、という声を聞き
と言って飛んで行きました。
<虎痔郎>
あんたら~、
あばすれちゃ~、いけんじゃないか!
(ふざけたことをするな)
<大嘘都鬼組・組員 Q・R・S>
何だ~、てめえは!
<虎痔郎>
そういうあんたらは、
キンピラかいなあ~
<大嘘都鬼組・組員 Q・R・S>
???????
<虎痔郎>
間違えたけえなあ、
チンピラと!
わしゃぁ広島の元極道、
虎痔郎じゃ。
【フーテンの寅さん、寅次郎】
漢字がちょっとだけ
違うんじゃがのう。
広島いやあ、
「広島焼き」じゃけえのう。
ひとつ、広島の「焼きを」ぼっこ~食べさしちゃろうかのう。
【ぼっこ~】たくさん。
「焼きを」いれても、
「ボヤキ」入れたらいけんけえなあ。
そう言うなり組員4人を、こてんぱんに懲らしめてしまいました。
組員たちは「覚えてろよ~」と言いながら、「カフェー・青い鳥」に
逃げ込みました。
虎痔郎は傷ついた森の市松を、「炭火焼・かまど家」に運びました。
<胡蝶痔のぶ>
奥の座敷に運んでください、
私が診(み)ます。
痔(次)号に続く
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