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キャリコンへの道【02】:専門実践教育訓練給付金制度(前編)

前回はキャリアコンサルタント養成講座の選定について書きましたが

養成講座を決めると次に行うのが、専門実践教育訓練給付制度の申し込みです。

「専門実践教育訓練給付制度」は「教育訓練給付制度」の中のひとつなのですが、そもそも「教育訓練給付制度」は働く人の中長期的なキャリアを支援する雇用保険の給付制度です。
雇用保険に加入している人、もしくは加入していた人が対象となる制度で、スクールなどに支払った費用の一部が支給されます。
キャリアコンサルタント養成講座は教育訓練給付制度の中でも専門性がより高い知識や資格取得のために学ぶ際に適用される「専門実践教育訓練給付」に該当し、学費の最大70%(上限額40万円、資格取得した場合は56万円)が支給されます。

ただ、給付制度の申し込みは養成講座を決めてから授業料の振り込みまでの間に行う必要があります。

どのスクールも申し込み後、一定期間は「仮予約」というような状態になりますので、その仮予約期間中に専門実践教育訓練給付制度の受給申請を行い、受給証を発行してもらった後に授業料を振り込んで正式契約。

という流れになるのですが、これがまた申し込み手順がちょっと煩雑だったりしたので、自分の体験談ふまえて記載したいと思います。

受給資格・要件に該当するか確認

まずは自身に専門実践教育訓練給付制度 の受給資格があるか、まずは確認をします。
詳細はハローワークのぺージに出ていますが。

ざっくり言うと

・受講開始日現在で雇用保険の被保険者等であった期間が3年以上(初めて支給を受けようとする人は2年以上)
・受講開始日時点で被保険者でない人は、被保険者資格を喪失した日(離職日の翌日)以降、受講開始日までが1年以内
・前回の教育訓練給付金受給から今回の受講開始日前までに3年以上経過していること

といった感じです。

なお、スクールのサイトやパンフレットなどでは

受給資格があるか不明な場合は、自分の住所の管轄のハローワークに問い合わせてください。

とか書かれていまずが、電話での問い合わせ対応は一切してないようです。

というのも私は雇用保険の被保険者等であった期間は10年以上あったのですが、ちょうど受講開始日の半年前に退職し、一時的に失業保険の給付を受けていまして、その場合でも受給資格があるのか気になりまして、仕事の合間に電話で問い合わせたのですが、
「電話での問い合わせには一切答えられないから窓口まで来てください」
の一点張り。。。
まぁ個人情報だし、分かるのですが、とはいえ平日になかなかハローワークまで行ける時間も取れなさそう。
ということで受講予定の日本マンパワーの事務局に相談したところ
「おそらく受給資格はあるだろう」
とのことだったので以後の手続きを進めました。
(結果、受給資格はあるとのことで無事に受給資格者証は頂けました)

訓練前キャリアコンサルティングの予約を取る

受給要件を確認し、自分には受給資格がありそうだということが分かれば、その後の流れは以下の通りです。

『訓練前キャリアコンサルティング』実施・ジョブカード作成

ハローワーク窓口へ必要書類の提出(受給資格確認申請)

『受給資格者証』の取得(受給資格決定)

ということで、まずは訓練前キャリアコンサルティングを受ける必要があるのですが、これはハローワークで受けることができます。
ただ、いきなりハローワークに行って受けれるものではありません。
事前に予約が必要な場合が殆どなので、予約方法等については管轄のハローワークに確認してください。
なお、私は神奈川県民なのですが、神奈川労働局は株式会社日本能率協会マネジメントセンターに業務委託しているので(令和3年度時点)、そちらに問い合わせて予約を取りました。

続きは後編へ

長くなってきたので次回は後編として
ジョブカードを作成し、訓練前キャリアコンサルティングを受けて受給資格者証を取得するところまで書きたいと思います。

引き続き誰かの参考になれば幸いです。

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