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突然の発症と意識を失うまで

2023年11月のある日曜日、人手不足に悩む知人の飲食店経営者に友人を紹介するため、自由が丘で3人で夕方から会食。初対面2人の感触もよく、もう一軒行こうと誘われたが、私の体調が優れなかったため、23時ごろの一次会で謝りつつ帰宅することに。多少無理をすればいけそうだな、とは思ったがこれでうつしたりしても申し訳ないと断ったことを記憶。症状としては、酒の吸い込みも悪く、体が重く、まるで風邪をひいたときのような感覚だった。
翌日の月曜日、朝から身体の重さに加え、右足の付け根ふともも部分に違和感を覚える。午前中に近所のクリニックを受診したが、特に炎症は見られないとのこと。念のため抗生剤を処方してもらい、不安であれば、と大きな病院の紹介状も書いてもらった。その日は午後から外せない予定があったため、歩くのがつらい状態ではあったが、そのまま出社。
火曜日、前日ほとんど仕事にならなかったため、早朝から出社。道中財布を忘れたことに気づき引き返そうか迷ったが、その日は特に予定もなく、スマホは持っていたため、足の痛みが増していたこともあり、そのまま会社に向かった。
午前8時ごろ、会社には私一人のみ。到着後間もなく右足は腫れ上がり、昨日より更に体が重く、全く動けない状態に陥いる。社長にLINEを一本入れ、救急車を呼ぶことに。
気分的には2,3日入院すればいけるだろくらいの認識だったが、救急車に載せられたあたりで意識を失う。後から聞いた話では、その日の午後一番で手術が行われ、明確に意識が戻ったのは翌年の1月中旬だった。
手術の同意書に書いてあったのは、通称人食いバクテリア、「壊死性筋膜炎/フルニエ壊疽」とあといくつかの病名が書いてあった。

その日、全く記憶は無いがM嬢に手術前にスマホからLINEを送っている。文面は、意識が混濁しているわけではなく、手術前にバルーン入れられたり紙パンツ履かされたり、医者にこのまま死ぬかもって言われた報告をしたかっただけで、通常通り。

手術前のM嬢とのLINE

今後、いくつかのエントリーに分けて退院までの記憶を残そうと思う。


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