応急手当について
皆さんはバイスタンダーという言葉をご存知でしょうか?救急現場に居合わせた人の事をいいます。心肺停止状態の方を救命するためには、バイスタンダーによる応急処置が重要になります。
119番通報があり救急隊が現場に到着するまでには全国平均で約9分かかります。この時間は年々遅くなっています。これは、救急件数の増加に救急隊の増隊が追いつていないことも一因と考えられています。この救急隊到着までの約9分間の処置がとても大切です。
応急手当講習ではよく救命の連鎖という事を説明します。
この救命の連鎖が全て上手く早く繋がってはじめて、人を助ける事が出来ます。
1つ目の心停止の予防についてです。
2つ目の早期認識と通報についてです。
3つ目の一次救命処置についてです。
この3つ目までか一般市民の方が担う救命の連鎖です。この事からも分かるように、救命における一般市民の方が果たす役割は大きいと言えます。
心肺蘇生法のやり方と注意点です。心肺蘇生法とは胸骨圧迫(心臓マッサージ)と人工呼吸を組み合わせた処置です。
AEDの使い方と注意点です。
最後にバイスタンダーの処置があった場合となかった場合の1か月後の生存者数と1か月後の社会復帰者数の比較を載せておきます。(平成28年中のデータ)
⇧のイラストやファイルは僕が実際に応急手当の際に使用しているパワーポイントのデータです。総務省消防庁で公開されている資料を基に構成しています。
応急手当を多くの方が勇気をもって実施することが救命の第一歩です。皆さんがお住いの地域で応急手当講習などが開催されることがあれば、是非参加してみて下さい。自信をもって応急手当を実施できる一般の方が増えることを願っています。
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