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【vol.8 悔しさを受け入れる、そして忘れない】


みなさん、アニョハセヨ〜!
ショッキングな『8試合の欠場』について前回は触れましたが、今回は、その続編になります。

挫折や屈辱に近い、なんとも言えない初めての感情が交錯する中の8試合という時間は、僕にとってはとてもとても長い時間でした。
応援してくれる家族、ファンのみなさんにもチームの戦力に関わることなので言えない。
みんながどう思っているのだろう。という不安もありました。

しかし、

充電期間に改めて考えや、思い、そしてプロという世界で求められるパフォーマンスが何かということが、整理された時間でもありました。
7月に韓国に渡り突っ走ってきたので、6ヶ月を『振り返る』時間というものが僕には必要だったと思います。

8試合の『予告欠場』という現実の次は
自分の『プライドとの戦い』でもありました。

『日本でやってきたことを一旦おいて、
韓国で活躍し成功するためのマインドに切り替えること。』

自分は日本でこうやってきたから、韓国のスタイルは違う。
ではなく、全てを受け入れまずは実行すること。
こだわりやルーティーン、ジンクスが良い方に出る時もあれば時に邪魔してしまっている。
ということにも気づきました。

できないと思ってやっていなかったことも、やってみると意外と出来たり。笑
やろうとする気がなかったことによって、損をしちゃった感じ。
本当にもったいないことをしていたなと、思います。

これは自分にとって大きな変化の一つと思います。

初めての経験に戸惑い、ピヨった時期なんかもあります。

バスケができる状態(特別に怪我や病気をしていない)なのに
バスケをできないという体験は初めてで
『ベンチを外れる』という経験も初めてでした。

メインチームを離れ、別メニューをやるというのも最初は違和感しか感じませんでした。
『プロという世界を実感した』といえば聞こえはいいですけど、(想像だけだったので)
ベンチを外れるという経験をしてこなかっただけに、とても屈辱的な思いをしました。

たとえ試合に出られなくても、試合に向けて準備をし、ベンチでいつでもプレイできる状態でいて、試合に出なかったことは何度かありましたが
観客席から試合を見るというのは何ともいえない感じでした。

悔しい気持ち
やるせない気持ち
今まで味わったことのない敗北感
みたいなのが一気に自分に正面衝突してきました。
このタイミングで、自分の弱さに逃げずに向き合い
受け止め、そして這い上がっていけるかが大事なんだと思いました。


12月20日のKCC戦に出場して以来、そこから8試合の選手登録を外れ、
チーム練習にも参加しない日々を過ごし(約2週間)、クリスマスや年末年始の試合には、帯同もせず居残り練習という日々が続きました。

数日後、監督とのミーティングがあり
1月中旬オールスターブレイクのチーム練習から合流し、
ブレイク明けから試合復帰となりました。

時間が空いたとはいえチームにはすぐに溶け込めていると感じていました。それもこのチームが作り上げている雰囲気やここから巻き返せるとみんなが信じていたからだと思います。

同じベクトルを向いた時のチーム力は凄まじいなと。

自分も欠場した分を取り返そうという気持ちを持っていました。とにかくコートでバスケットをすることに飢えていたので起爆剤となれるようにやってやるという気持ちでした。

充電期間を終え、復帰戦から正直、めっちゃ調子も良くとても好調でした。

自分を追い込み常にイメージトレーニングをして、自分が試合に出た時に何が出来るかを考えていたのですんなりと試合に入ることができました!
身体もパワフルで相手に当たり負けすることもなく、果敢にぶつかりアグレッシブな姿を見せることができました。

なんとその結果
復帰後、2試合目にはその試合のMVPを頂けたほど良いパフォーマンスを出せました。
自分でもかなり調子いいなと思っていたし、監督が与えてくれた期間を無駄にせず信頼を裏切ることなくコートでパフォーマンスを発揮できたことがよかったです。


課題はまだまだあります、
安定してこの日のようなパフォーマンスが出せていないのが現状。

長いシーズンでも、アップダウンが無いようにするのが次なる目標。
まだまだ成し遂げたいことはたくさんあります。
一つずつ自分のできることに集中して、何事にも取り組んでいきたいと思います。


シーズンも再開して黒星スタートでしたがまだまだ6位圏内のプレイオフを諦めてません!

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