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【vol.5 自分と向き合う成長過程】

韓国KBLでのデビューから怒涛の毎日ですっかり更新してませんでしたがここまでの振り返りをしてみたいと思います!
開幕から16試合を終えて感じたことなどを書いていきます。

いつもわかりやすく読みやすい陽子さんの記事です。開幕前に行われたカップ戦のことや開幕に向けての心境などを書いてもらいました!

9月のKBLカップと10月の開幕戦、ここまでの3カ月間は毎日が新鮮であっという間でした。環境も変わり文化も違うそんなとこに飛び込み、もがき続けてようやく生活にも慣れ、余裕が少しできてきたので自分自身を見つめ返し明日からまた試合が再開する前にここまでを振り返ってみました!


正直、開幕前に想像していた姿から思ったよりできている、試合に絡めている、任されているなと思う時もあったし、まだまだできるのにこんなもんじゃないと欲が出てしまう時もありました。

いつもより得点が取れ、アシストができた時は自信にもつながるし、コーチとのワークアウトの賜物でもあったとも思いました。
今までの自分にはなかったプレイも出てきていたし、判断する能力や2対2の選択肢も増え、技術的に向上しているのは試合をみてもらえばわかるし自分でも感じている部分ではあります。

ですが、ここにきて大きく変わったと思えることは上でも述べたような表向きの技術とかではなく、自分の内面と向き合い続けることの重要性に気づいたことです。試合で活躍し、シュートを決めたことを一喜一憂するのではなく、チームとして勝つために自分をどれだけ犠牲にしそして基本を徹底するところが今の自分に足りていないところで、いつも言われるのは技術的な話ではなく姿勢や準備、心構えの話。
コーチ陣からは僕が思っていることよりも常に一歩先を指摘されることが多いです。


基本的なことができていないのに、試合で得点やアシストの数字だけを積み上げたところでそれは所詮自分よがりでプレイしている証拠。お前がイメージしているバスケはまだ先の未来にチャレンジをすればいい。今は基本を徹底的に身につけることが重要な時期。走って、体をぶつけ、声を出す。小さい積み重ねが今は大事。

これはいくら言葉で言われても自分には入ってこなかったし、この後書く監督との面談や試合での生々しいミスを通じてやっと理解してきたと思う。

当初は自分を魅せよう、見せなきゃという気持ちが圧倒的にありました。
ポジティブに言うと何がなんでもやってやるという気合。

恐いもの知らずは恐ろしいパワーを生みます😂
ここで生きていくためには、そうしなければいけないと自分の中で決めつけ無理をする強引な自分がいました。

しかしそれは監督やコーチ陣には全て見透かされていました😂

思い通りにいくことは2割、思い通りにいかないことが8割。
開幕して3試合過ぎたあたりに言われたことです。
いい時もあればその逆もあると、いい意味で開き直れると思いましたがそんな簡単に切り替えてパフォーマンスできるほど甘くはありません。

1R(10チーム総当たりの9試合)は本当に適応するのに苦労しました。
ゲームのテンポ、
ひと回りもふた回りもでかいウイングポジションとのぶつかり合いと削り合い、
勝負所での集中力と体力、
ポイントガードとしてのゲームを読む力。

何もかもが今まで経験していたものより質も高く緻密でした。


そんな中2人のエースが離脱しチームは大ピンチ。

僕としてはこの大ピンチをチャンスと捉え臨みましたが、


結果としてはまさかの11連敗。


結果が全てのこの世界においてよくやったで終わることが一番腹が立ちます。
惜しい試合、あとちょっとなのにという一桁点差での負けばかりで悔しい経験をたくさんしました。
ブローアウトゲーム(盛り返せない点差が離れるゲーム)ではなく常に緊迫したゲームにおいてチームを率いることの難しさを感じました。

連敗中、

深夜クラブハウスに戻った後急に監督に呼ばれました。(この時深夜1時)

監督になにを言われるかビビりながら監督室に入ると、

チームファーストについて。

自分を強く持ち失敗を恐れないこと、ただし失敗は一度にすること。

この試練を自分の力で乗り越えること。

利己主義にならないこと。

チームやチームに関わる人にどれだけプラスの影響を与えることができるか。

こういったものをもってはじめてプロ選手になったといえるという話をされ自らの欲でプレイしていた自分に突き刺さる言葉でした。
監督は自分に必要なことを適切なタイミングで見抜き、指摘する魔術師であるということを改めて認識しました。

監督の存在はやはり偉大で、学ぶべきことが多く改めてついていこうと思いました。

怒られるうちが花(親父に言われて刺さった一言)だと思い突き進みます!

プロ選手として海外での挑戦を継続し、目標をぶらさないことは当然で、コートの中でも外でもプロフェッショナルとしての姿で評価してもらえるようさらに成長していきたいと思います。

日本や韓国で僕を一人のバスケットボール選手としてみてもらい、海を越えて伝わる熱い応援のおかげで、僕自身をこの挑戦から逃げない決意にしてくれます。


現在チームは最下位ですがブレイク期間で怪我人も戻り明日からの再開に向けて士気も高まっています!

プレイオフ進出圏内の6位を目指し戦っていきたいと思います!!

これからも応援よろしくお願いします。

たくさんのスキ、チュセヨ〜〜〜❣️

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