県別・月別の死亡者数上振れ度合いを数値化

昨日に引き続き、県別・月別・死亡者数の情報を少し分析してみました。今回の表は、2010年~2021年の各県・各月のデータを使い、2022年の死亡者数がどれだけそれまでのトレンドから外れているかを数値化したものです。マイナスの値は、トレンドより少なかったことを示します。正の値は、大きければ大きいほど上振れしていることを示します。概ね2を超えると、通常おこりえない珍しいと判断されるようになります。

2月3月は、死亡者数が多かったことがわかっていますが、県別にみると実はほとんど上振れしていない県も多いことがわかります。
宮城県、岩手県の数字が低いのは、実は2011年のデータの影響でしょう。福島の数値も小さめに出るはずです。(昨日アップしたグラフの点線が、極端に暴れているのが宮城と岩手、続いて福島。このような値がデータに含まれている時、下記の数字は小さく出てくるという特徴があります。)

東京圏と大阪圏の動きが全国の動きと同じになっています。しかしこの大都市周辺以外は意外に異なる動きをしていることがわかりました。特徴的に少ないのは、新潟、島根、徳島と言えそうです。また長崎・鹿児島・沖縄は、11月・12月の超過死亡が他地域と比べて少なかったようです。

引き続き少しづつ分析していこうと思います。