空港検疫:より精度が高い検査へ

意外に重要!
これまでの空港検疫を、抗原定量検査やPCRに切り替えるというニュースがNHKから出ました。実際には中国からの入国者だけでなく、香港・マカオからの入国者も検疫対象にする、と言う文脈のニュースなのですが、その陰に隠れている主張は、
  ・抗原定性検査キットは精度が低い
  ・抗原定量検査は精度が高い
  ・PCR検査は精度が高い
ということです。ここでいう抗原定性検査キットは、市中で販売されている簡易キット。いつも精度(感度も特異度が低い)が悪い、と言っていたのがこれ。
一方抗原定量検査はキットではなく、PCR検査と同様に検体を専門装置で分析することが必要です。装置はこの目的だけにしか使えないもの。だから高いが、すでに空港に設置されている。それでもPCRには及ばない。
PCRは汎用性が高く、世界中で使われているので、装置価格もどんどん下がっている。検査時間も短くなっており、これ以上の精度は見込めない。世界のスタンダード。



ニュースをよく読むと、いろいろわかりますね。

知りたいのは、簡易キットで調べた中国からの入国者の陽性率です。韓国では20%近いことが報道されています。きっとびっくりするくらい低かったのでしょう。


空港検疫をPCR検査に戻してください!