人口あたりの累計死者数の推移

札幌医科大のページには、人口比率でのコロナ関係情報が沢山あります。感染者の推移、死亡者の推移などを県別に比べるのは良いのですが、各県ごとの特徴も見たいと思い、グラフ化してみました。

その前に、これまでの人口100万人あたりの累計感染者です。

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こちらが累計死亡。確かに感染者数が多い方が死亡も多いようですが、多少の致死率の違いがあることも読み取れます。例えば東京と大阪では感染はほぼ同じであるにも関わらず、死者は東京が大分少ない。これが今言われている大阪の問題ですね。

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今回は、県毎に時系列データを見ようと思います。死亡が全国平均を超える都道府県に関して、グラフ化してみました。

大阪

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左軸は、検査数(青折れ線)、感染者(棒グラフ緑)を示します。右軸は、陽性率(点線赤)、致死割合(‰、点線黒)、人口あたりの死亡割合(10万人あたり、折れ線桃色)です。大阪の累計死亡は約50人/10万人で、札幌医科大の100万人あたり500人弱と合致します。
ここでわかるのは、人口あたりの死亡者数が増えたのは第4波で顕著でしたが、第6波でもかなりの勢いで増加中であることです。

兵庫

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兵庫も大阪に近い形で死者数が増えています。検査は全く足りていません。

北海道

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沖縄

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第6波では、死者数が比較的少ないようです。

東京

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陽性率が再上昇・・・

千葉

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愛知

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奈良

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京都

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以上が死亡者が全国率より多い都道府県でした。大阪、北海道、沖縄の陽性率は決して低くないですが、その他での陽性率の高さは驚異的です。

参考までに、もう少し続けます。

福岡

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神奈川

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最後に、感染者数も死者数も少ない県です。

島根

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鳥取

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岩手

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新潟

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和歌山

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やはり感染者数が少ない所は、関連死亡も少ないです。

より細かな解析をするためには、感染者数と死亡者比率が必要ですので、札幌医科大のページを確認しました。

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大阪と鳥取・島根のグラフです。右上は大阪の最新の感染・死者数を示しています。一方鳥取・島根を見ると、感染者数より死者数が下にあります。つまり死者数÷感染者数が大阪より小さい、ということになります。

(いずれもう数値を使って分析してみたいと考えています。)