X-E4の開発コンセプト

画像1 先ごろ発表され、予約注文の始まっているこの機種。 Fujiの感心するところは必ず開発者の思いを明瞭明確に伝えてくれることで、今回も多分に洩れず動画サイトで公開されている。まずコンセプトは『Make MORE with LESS』。直訳すると、減らすことでより多くを得る。つまりシンプル軽快な操作を可能にしたからもっと気軽に撮影を楽しもうということ。
画像2 そして私が驚いたのは想定しているターゲットで、他の機種をある程度使いこなせる人に向けているのだそう。そういう人ならシーンごとの撮影モードをQメニューに割り当てているはずだから、カバンからサッと取り出してQボタンを押し、あらかじめプリセットしたシーンを呼び出せばすぐにシャッターが切れるのだと。彼らが休日に持ち出す上位機種は細かく設定しながら撮影するのだろうが、普段の通勤や近所を散歩するときには携帯性と速写性が要求されるはずなので。 ・・なるほど。
画像3 つまりすでにFujiを使い慣れたユーザーに写真を撮る機会を増やしてもらいたいと願って開発したのがこのモデルなのだ。 物理的なボタンやダイヤルをばっさり廃止したのはそういうことなのかと納得。 たしかに初心者じゃなければセレクターレバーをAUTOに設定することはないから不要。 まあそれはいいとして個人的には前面に付いていたフォーカスモード切り替えレバーの廃止が気になっていたのだが、これについても言及があった。 どうやらヘビーユーザーからかねがね邪魔なギミックだとの声があったようで、それを尊重したらしい。
画像4 たしかにフォーカスモードをクイックメニューに割り当てているのに、切り替えレバーの選択が違っていたりすると煩わしく感じるのだろう。 プロやハイアマがそう言うのだからそういうことなのだ。 という説明を聞いているうちにさらに購買欲が増してきた。 その前にこれから発表されるX-T40を買うが、その次の候補に挙げたいと思う。 なお、X-T3はX-T5以降でチルト液晶に戻らない限り新調せずにキープかな。 ちなみに、いわゆる入門機として開発したのが昨年発売したX-S10とのことだった。

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