不妊治療:保険適用範囲拡大から1年
妊活・不妊治療をされている方がオンラインで集うコミュニティ「Varinos College」さんの3月のプレスリリースの記事です。菅義偉首相の公約の一つだった不妊治療の保険適用拡大から一年。。
「Varinos College」さんは、コミュニティ参加者に対し、不妊治療の保険適用範囲拡大による影響や不妊治療を取り巻く環境、今後望まれていること等についてアンケートを実施しました。その結果のサマリーを紹介させていただきます。
◆結果サマリー
【1】 約8割が「妊活1年未満」で、不妊治療クリニックを受診
「妊活と同時に」受診された方が最多で39.4%
【2】 約7割が不妊治療の保険適用範囲拡大は「良い影響があった」と回答
理由は「金銭的負担が減った(82.5%)」、「ステップアップがしやすくなった(43.9%)」
【3】 今後、保険適用になってほしい治療や検査は「着床前診断(PGT-A)」が1位
【4】 約8割が不妊治療をしていることを対外的に話していない
両親や友人、勤め先にも話さない理由は「気を使われたくない」「詮索されたくない」が
ほぼ同率で上位に
【5】不妊治療について理解してもらえていないと感じた言動(詳細は下部)
夫 : 「妊活に治療は必要ない」「人工授精以上は嫌」
両親: 「妊娠は自然に任せればいい」「治療は辞めて老後資金を貯めろ」
上司: 「治療で休みたい」に対し、「たぶん大丈夫」
「治療は順調?」
「これ以上欠勤が増えるなら、辞めてもらうしかない」
その他: 「なんでそこまでしているのに、妊娠しないの?」
「妊娠したい!と思い過ぎているからできないんだ。普通にしていたらできる」