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 2月20日から開かれていたふじみ野市議会の令和5年第1回定例会(3月議会)が3月16日に閉会しました。
 議会は、3月、6月、9月、12月と年に4回、ふじみ野市では開催されますが、3月議会は、翌年度の予算案を審査する一年で、最も注目される議会です。
 その5年度予算案は、一般会計で、過去最高額の478.7億円となりました(一般会計のほか、健康保険、介護保険、上下水道などの予算があります)。国も予算は毎年、増加となっていますが、5年度予算の増加の割合いは、一桁台。ふじみ野市では、前年度比約 48 億 2,000 万円増額の 約 11.2% の 増加 となりました。
 この大きな要因は、建設関係費が31.9億円の増加(前年比64%増)であるといえます。具体的には、西文化施設(ステラ・ウエスト)の工事費が53.9億円で、前年の33.5億円から約20億円増えています。同工事費は総額で90億円前後になるとみられますが、5年度予算では、公共施設整備基金から39.3億円を繰り入れました。ステラ・ウエストなど公共施設の建設費の財源は、地方債、つまり借金が挙げられますが、上記基金、つまり、貯金を取り崩すとのことです。このことは世代間の負担の公平の観点から、非常に重要なことと考えています。良い措置であると評価いたします。
 基金(貯金)を使いすぎてもいけませんが、有効に使うことを忘れてはいけません。
 市の施策には大小それぞれありますが、大きな支出項目を見直すことで、小さな支出項目に予算が与えられる可能性があります。
 基本に帰れば、議員の仕事は予算を決めること、地方自治の本旨は、住民の福祉の増進、です。議員は、福祉の増進のために、お金の議論ができなければならないと考えます。

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