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ウイグル証言集会にご協力、ご関心いただいた皆様への御礼

 「ウイグル証言集会 in ふじみ野」、皆様の多くの力をいただき、無事、終了いたしました。また、上福岡駅前での街頭活動で、多くの皆様が、スピーチに耳を傾けてくださり、資料を受け取ってくださいました。心より御礼申し上げます(上の写真は、エイティガールモスク、ウイグルのカシュガル市:西日本新聞記事より)。https://www.nishinippon.co.jp/item/n/739611/
※1990年8月、坪田は、ウルムチからカシュガル、タシュクルガンをバスで乗り継ぎ、標高4800メートルのフンジャラーブ峠を越えて、パキスタンのフンザへ旅した)。

 2年前に、神奈川県大和市で、大和市議会の中村一夫先生が、証言集会を行うと、SNSで告知されていらっしゃるのを知り、大和市を訪ね、ウイグルの活動に参加させていただきました。
 以来、ウイグルを応援する全国地方議員の会、日本ウイグル協会の活動に末端ではありますが、加わらさせていただきました。

 ウイグル人は、中国当局により、宗教活動を禁止され、不当に拘禁され、思想教育や暴力による処罰を受け、女性には不妊手術、強姦、漢民族との強制結婚など、ありとあらゆる人権侵害、民族抹殺の行為を受けています。日本を始め、外国にいるウイグル人は、家族や友人と連絡が取れなくなり、帰国すれば、同様に、当局に拘禁される状況にあります。SNSにより、中国当局により、仲間の情報提供などスパイ行為を行うことを、親族の安全と引き換えに要求されています。

 隣国で起きていることは、我々もよく知る、ウクライナでも起きたことです。「ロシアが、占領地でウクライナの女性や子供をシベリア送りにした」、というニュースを見た記憶がみなさんもあるでしょう。そこでどういうことが起きているのか、ウクライナには帰れるのか。中国による人権侵害は、台湾や沖縄が危険にさらされる中、決して他人事ではありません。香港の自由民主化活動も徹底的に抑圧されてしまいました。日本語が達者で、
香港民主化のシンボル的存在だった周庭さんも、半年以上、拘禁されて、解放後、まったく音信を断ってしまいました。

 東日本大震災のとき、われわれは、アジアの隣人の支援に大変励まされました。我々も、アジアの隣人である、大変な目に逢っているウイグルの方を無視するなんて決してできません。

 今回、地元のふじみ野市で、日本ウイグル協会との共催で、街頭活動と証言集会を行わさせていただきました。街頭活動は、ふじみ野市役所と東入間警察の許可を得て行わさせていただきました。
 ウイグルを応援する全国地方議員の会の中村一夫先生、そして同会の茅ケ崎市議会の水島誠司先生が、ふじみ野までお越しくださり、街頭活動をリードしてくださいました。川越市からは吉野郁恵市議会副議長、地元では、板倉篤議員、原田雄一議員、鈴木宏樹議員にもご協力をいただきました。
 救う会(北朝鮮に拉致された日本人を救出する埼玉の会)の皆様のご協力もいただきました。 
 また、多くの市民の方のご協力をいただき、本日の活動を行うことができました。ご協力いただきました皆様に心より御礼申し上げます。

 ウイグルへの人権侵害行為は、すぐにはやむとは思えません。日本の首相や外相は、中国首脳との会談で、必ず、ウイグル問題を取り上げなければなりません。中国自体は、建国以来、共産党独裁の暴力国家ですが、特に、習近平がリーダーになってから、その粗暴さは猖獗を極めています。ただ、彼もやがて、寿命があり、いずれその地位を去るときがくるでしょう。共産党国家である限り、引き続き問題は多いとは思いますが、ウイグルへの弾圧行為が緩和される可能性はあると思います。まずは、現在の人権侵害、民族抹殺行為をやめさせるまで、私の活動も続きます。これは私の正義であり、正義がなければ、どのような政策であろうと、議員を続ける意味はありません。

 難しいこと、現実的な判断、当然そういったものはありますが、「人が人を思うまごころで、実際に行動する」か、否かです。目の前で困っている人を助けるか、否かです。そうした人間か、否かです。幸い、私は、友人に恵まれて、活動ができています。感謝に堪えません。

 今後も、ウイグル問題の啓発を含め、人権、経済、福祉、まちづくり、安全保障、多くの諸問題に、まごころをもって、刻苦精励して参りますので、ご支援をいただきたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 重ねて、ふじみ野市でのウイグル証言集会と街頭活動にご協力、ご関心をいただきました方に、心から御礼申し上げます。
 アレイクム、アッサラーム!(あなたにこそ、平安を!)
                            坪田敏孝 拝
 

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