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陽キャなカモメにドッキリを仕掛けられた!
ある日いつものように愛犬と楽しくトコトコ散歩していた。
そしたら何故か住宅街の道路のど真ん中にカモメが1羽たたずんでいた。
車通りは少ない道だけど、川からかなり離れているのになんでいるの!?
とっても不思議だったけど、カモメが好きな私は興味津々で近づいた。愛犬は今にも飛びかかる勢いだった。
3mくらい近づいても全然逃げようとしない。
逆に怖くなったけど近くで観察したい欲が湧いていたからどんどん近づいた。
愛犬は相変わらず飛びかかろうとしている。
カモメまであと3歩!の距離まで近づいたら急に家の花壇に隠れていたもう1羽のカモメが飛び出してきた!
足にカモメが激突。カモメはそのまま2羽とも逃走。私は驚きすぎて「ひゃ〜」と情けない声。
思いっきり逃げようとする愛犬。
脳裏にアメリカのドッキリ番組が放送される。
よくあるゴミ箱に隠れて通行人を驚かすあれ。
あのドッキリは陽キャなアメリカ人だから仕掛ける側も仕掛けられる側も楽しいのだろう。
人間界の陰キャはドッキリとは無縁の世界に住んでいる。
学生時代は基本的にクラスの端っこにいたし、話しかけられることは基本ないし、陽キャなクラスメイトに話しかけられたら何か裏があるんじゃないかと無駄な心配をしていた。
ドッキリを仕掛けられても面白い反応する自信がない。
陽キャに本当はなりたいけれど、もう無理だと陰キャを受け入れて生きてきた。
そんな人間に陽キャカモメはドッキリを仕掛けた。
なぜ陽キャカモメはあのような行動をとったのか。
なぜ私をターゲットにしたのか。
真相はわからない。
だけど陽キャカモメが陰の世界にいる私を明るい世界に導いてくれたのかもしれない。
「陽キャ?陰キャ?関係ねぇ!楽しく生きようぜ!」
そう都合よく解釈してもいいよね。
だけどやっぱり驚かされた腹いせに鴨肉が食べたくなった。
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