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「中庭型の住宅」は最強。断面からよみとる7つの理由

こんにちは
仕事でやらかして落ち込んでいるT.TANAKAです!笑

今日は前回の記事で投稿した、
私が考える間取りをベースに
断面図からよみとれる「中庭型の住宅」のメリットとデメリットについて、
投稿していこうと思います。

私が考える中庭型の間取り

断面計画

まずはじめに、前回の間取りの断面図についてご紹介します。

今回の建物は景観を損なわず、
太陽をより多く建物内に行き渡らせる為に平家建てとしました。

省エネの観点からも平家建ての方が効率が良さそうです。

また、屋根は中庭型で計画している為、
中央部分がすっぽり空いた形状をしてます。

中庭部分を中心に住宅を切断した場合、
断面図はこのようになります。

中庭型の断面図を描いて見ることで
いろんなメリットとデメリットが見えてきました!

中庭のメリット

断面図からよみとれる
中庭のメリットとしてはこの様な事が考えられます。

  • 太陽の光を多く取り入れる。
    夏は涼しく、冬はあたたかい。

  • 空を切りぬく事ができる。

  • 煙突効果で風の誘導。通気性の良い住宅に

  • 中庭に降る雨を楽しむ。

  • 木や花がよく育つ

他にも前回の記事で中庭のメリットについて投稿してますので、
是非みてください!

  • プライバシーを確保できる。

  • 家の中でもアウトドアやDIYが楽しめる。

  • 家族の憩いの場になる。etc

中庭は最強だった。最強の7つの理由

メリットを断面に落とし込みました。
断面から見ても良いところづくし

ここからはその7つのメリットについて
詳しく説明していきます。

中庭は光を取り込む

中庭は断面形状から見ても多くの光を取り込むことができます。
太陽に当たる面積は箱型の住宅と比べ約1.5倍!

より多くの光を取り込むことで、
あたたかく明るい住宅として計画しました。

実は太陽は春夏秋冬、主に南側に現れます。

ただ、季節によって太陽の傾きが変わってきます。

前回の記事でも載せましたが、

冬の日中に太陽は低い位置から建物を照らします。
夏の日中に太陽は真上から建物を照らします。

住宅の南側に庇を取り付け、縁側を設ける事で、
夏は直射日光を避け、冬は直射日光を取り入れる事ができるのです。

夏は涼しく、冬はあたたかくなるため省エネ効果も期待できます。

中庭型の住宅は光を取り入れ、一年中心地よい環境で過ごせます。

これは中庭型にする他ないですね!

中庭は空を切りぬく

中庭から上を見上げると、
電線や電柱、住宅などの人工物をとり除いた
空を切りぬくことができます。

中庭型の住宅は空を独り占めすることができるのです。

鳥や雲がたまに邪魔をしてきますが、なぜかほっこりしませんか?

人は
人工的な物をとりのぞくだけで安らぎを得ることができるのです。

喧騒な都市部の場合は
なお空を切りぬくことに安らぎを感じることができるのではないでしょうか。

中庭は風を導く

住宅の中心に中庭を設けることで、
風の抜け道を作ります。

これは煙突効果という手法で、

太陽によって温められた中庭を作ることで、
中庭に浮力が生じさせます。

この浮力の作用により、
冷たい空気を下から取り入れ、
あたたかい空気を上に向かって排出します。

その為、自然と空気の流れができてくるのです。

自然換気とも言うのですが、
自然と空気を循環してくれるので、
夏は室内をカラッと快適な状態にしてくれます。

風も抜けるので扇風機もエアコンも不要!
省エネ効果にもなるのです。

中庭は雨を楽しむ

雨の日の中庭は不便?と思うのですが、

雨の日には雨の日なりに楽しみ方があります。

例えば、音!
雨音といえば癒し効果があります。

通常の庭でも楽しめますが、
中庭だからこそ雨音をより楽しむことができるのです。

それは場所によって雨音が変わること。

リビングから聴く中庭の雨音もあれば、
キッチンから聴く中庭の雨音もあります。
ワークスペースからでも中庭の雨音は聴けるし、
部屋からでも中庭の雨音を聴くことができます。

アリーナ型のコンサートホールでオペラを聴くかのように
中庭型の住宅で雨音を聴くことができるのです。

雨を中心に自然と土や草、木と合唱を奏でてくれます。

中庭は緑を育てる

中庭は緑を育ててくれます。

緑を育てる条件として、
太陽に浴びさせ、水をやり、空気に触れさせる。

実は中庭にはこれまでお伝えした内容を含め
全ての条件が揃っているのです。

中庭は光を取り込み、風を導き、雨を取り入れてくれます。

元気な緑を住宅に取り入れることで、癒しを与えることができます。

また、木や花と成長することで、
家族の思い出を作ることができるのです。

中庭は外を遮断する

外壁に囲まれた中庭は外の視線を遮断し、
プライベートな空間を演出することができます。

外の視線を気にせず、BBQや趣味を楽しむことができるのです。

更には中庭で遊ぶ子供を
どの部屋からでも見守ることができるので、
不審者から怯える必要もないし、

子供がけがしたときはすぐに駆けつけれるので安心安全です。

デメリットは?

やはりデメリットもあります。

  • 建築費用が高い。

  • 中庭のメンテナンスが大変

通常の建物より外壁面積が増える為、
外壁材の費用が高くなります。

また、緑がよく育つ為、草むしりが大変かもしれませんね。笑
僕は運動にもなるし良いことだと思いますが
したくないって人には除草剤を使えばOK。

僕の思うデメリットはこれだけです。

やっぱり中庭は最強だった。

まとめ

今回は断面図からよみとれる「中庭型の住宅」についてご紹介してきました。

まとめです!

中庭が最強の7つの理由として

  1. 中庭は光を取り込むめる 夏も最強、冬も最強

  2. 中庭は空を切りぬける 

  3. 中庭は煙突効果で風を導ける

  4. 中庭は雨音の合唱を聴ける

  5. 中庭は緑を育てる環境が整っている

  6. 中庭は外を遮断し安心安全

  7. 中庭はデメリットを上回るメリットがある

やっぱり中庭型の住宅はメリットしかない最強の手法です。

ここまで見てくれたありがとうございました!

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次回の記事は住宅における土間空間についてです!

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