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VTuberの見方がわからない

先日、友人と最近興味のあるものについて話していた時、私は、
「VTuber(ブイチューバー)が気になるなあ」というと、友人に、
「ブイチューバーって何?」
と、聞き返されました。

ネットの中のキャラにライブで音声を当ててひとつの世界感を作る。こんな世の中が来るなんて思いもしませんでした。アニメと同様にどうやら文化として定着しそうですVTuberというものは。

アニメなどの声優やラジオのパーソナリティーのプライベートを知りたいとはあまり思いませんが、VTuberはプライベートをキャラクターがしゃべるので、キャラと本人の境目があいまいになり、隠された演者のことが知りたくなります。そして、中の人とか前世とかいうものに興味を振り回されてしまいます。

VTuberのキャラごとの架空の設定を、それぞれの配信ごとに頭の中で切り替えながら観るのも、視聴する配信チャンネルが少ないうちはいいのですが、数が増えてくるとだんだん疲れてきてしまいます。

いったいVTuberってどうやってとらえればいいのでしょうか?

そんな中、「儒烏風亭らでん(じゅうふうてい らでん)」というVTuberが現れました。この子はどんな人なんだろうと思って観てみると、ここにVTuberのとらえ方の答えがあったような気がしました。

それはどういうものかというと、この子は、「儒烏風亭らでん」という名前を襲名したといっていたのです。

落語などにみられる「襲名」ですが、この「名を受け継ぐ」という考え方でVTuberをとらえると、演者はキャラクターを襲名しているので、キャラとは一心同体ということになり、プライベートを語っていても不思議ではありません。

落語家も襲名すると、その名とひとつになり、前の名ではなくなるし、もとより落語家の本名を知りたいとは思いません。その人は○代目○○亭○○なのだから、寄席でその落語家を見ても、○代目○○亭○○とみんな認識しています。そして、落語家のプライベートも落語の枕(まくら)の部分でよく披露されているのでやはり一心同体です。

VTuberとはバーチャルキャラクターを「襲名」したもの。こう考えると頭がすっきりしました。

さて、先ほどの儒烏風亭らでんは、美術館めぐりが好きで、フランスのパリにも行ったそうで、パリの美術館といえば、世界最大のルーブル美術館に行くのがあたりまえですが、当日券が手に入らず、パリまで行ったにもかかわらず、美術館の前で茫然と立ち尽くしたそうです。

しかし、パリには美術館はたくさんあります。ルーブルのとなりには駅舎を改装したオルセー美術館。でも、ここも当日券が買えず入れなかったそうです。結局、ピカソ美術館とポンピドゥー・センター(近代美術作品がある)に行ったということでした。

そうなんです、ルーブルは世界最大なだけに世界中から人が来るので、入館者も多く、混む時は入館制限があるのです。予約をしたほうがいいとパリのガイドさんもよく言っています。

ちょっと、パリの中心部の有名な美術館を抜粋してみました。

パリは、1日2館くらいなら歩いてハシゴできるくらいの距離に美術館はあるので、風景を楽しみながら美術館めぐりなんてこともできます。

儒烏風亭らでんのチャンネルはこちら


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