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電波少年オンライン上映会のクラウドファンディングを始めました!

1992年7月〜2002年1月まで10年半やった電波少年シリーズの中から松本明子のベストセレクションを選定しこのコロナ禍で急速に広がったオンラインイベントの形で上映会をやりたい!その開催資金をクラウドファンディングで集めようというのが今回の挑戦です。
なのですが!
”開催できればゴール!!”ではないのが今回の特別なところです。
やって黒字が出ることが重要なのです。
この形でやれば『昔のテレビ番組の新しい利活用』ができる!と証明することが目標なのです。そう証明できれば各テレビ局のライブラリーに眠っている何十万時間の映像がネット上に出てくる第一歩になるからです。この「ネット上になければ存在しないも同じ」時代にそこだけオフラインになっている昔のテレビ番組の映像。それは絶対にオンラインになるべきで何らかの方法で全ての人がアクセスできる形になるべきだと強く信じています。
だからクラファンのタイトルが『”昔のテレビ”を全部見たい!その第一歩‥』になっているのはそういうことです。
この一歩が示せればテレビ局のライブラリー倉庫の扉が少しずつ開くはずです。
そのためにかなり無理なことを関係各所にお願いをしています。
まずこの映像の権利を持っている日本テレビは通常外部に貸すときは「1秒数千円」なのですがそれを出庫実費で貸してくれています。
そしてこの映像に映っている出演者(ドラマや他のバラエティだと沢山ですが電波少年だとほぼ松本明子または松村邦洋だけなのが幸い)も当然配信する際に権利がありますがそれもイベントの出演料と込みで破格の安いギャラでお願いしました。
そしてスタッフ。本当なら制作スタッフも最低10数人は必要です。でも今人件費が計上されているのは一人です。この計上されている一人に僕がノーギャラで参加して当日二人が全制作スタッフです。できるでしょうか?普通はできないです。多分見兼ねて今の「電波少年W」のスタッフが手伝ってくれるのではないかと期待しています。つまりボランティア待ちです。プロとしてやってはいけないことです。だから頼んでいません。当日まで頼まないことを決めています。(イベント当日、人が湧いて出てきますように)
WOWOWのスタジオからやろうと思っていますがそのスタジオ費、技術料も計上されていません。WOWOWの無償提供です。
このMakuakeの手数料、開催の場合のチケットぴあの発券手数料は規定通りに計上されています。(ディスカウントの申し出があればいつでもお待ちしています
このようにとにかく経費をギリギリまで削ぎ落としてそして開催して黒字にして「この形ありね!」と広く知らしめて各局が同じようなことをやり始めるのが目標なのです。

なぜこんなことをやるのか?
やっぱりテレビが好きなのだと思います。
大学出てテレビ局に入って気がついたら40年以上テレビの仕事をやり続けていました。
テレビはオワコンと言われて久しいですが、でもテレビってやっぱりあの頃は必要だった!あの頃見て勇気が出た!あの頃見て笑って明日頑張ろうと思った!あの頃見て感動して人生のいろんなこと教わった!といろんな人に思い出して欲しい。テレビは社会を前に進めるために役に立ったと言って欲しい!そんなことを証明したいというテレビ屋のワガママなのかもしれません。でも世界中を比較しても誕生以来こんなにテレビが見られ愛された国は日本以外ほとんどありません。それは僕らの先輩が頑張って番組を作ってきたからだしそれを愛してくれた視聴者が全世代にいたからだと思うのです。そんなテレビに対する”思い”に付き合ってくれると本当に嬉しいです。
一応リンクを貼っておきます。

https://www.makuake.com/project/denpa/

僕はそんな風に思っている。でも人はそう思っていないかもしれない。その審判を受けるような気持ちでこのクラウドファンディングに挑んでいます。
達成できなかったら「あ〜そんなことはなかったんだなあ」と考え違いを悟ります。
そんな割りと清々しい気持ちの初日です。
スタートして30時間。達成率4%。かなり苦しいスタートを切りました。
理想は1500円のチケットが1290枚売れることですが、一発で冠スポンサーをやってくれる人、会社も大歓迎です。レギュラーで毎週やっている頃は電波少年がイベントやるって言ったら1千万ぽ〜んと出してくれるところが結構いたものですが90年代は遠くになりにけりです。
あと一ヶ月ヒヤヒヤするのか?でもチャレンジャーな日々が始まりました。

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