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何を残せるのか

いい感じに日課になってきたnote執筆です。スキマ時間に気軽に書き始められるし周りに人がいても関係ないのがよいです。

さて昨日はRIZIN.46を現地観戦してきました。
大会としてはベテランの金原さんが若きチャンピオンに挑むという非常にドラマチックな対戦カード。同世代の人はいろいろと感情移入して見ていた方も多かったのではないでしょうか。

金原さんとは練習も何度もしていて過去にはクインテットの大将戦で戦ったこともあります。また金原さんのジムの選手がよく青山に練習に来てくれることもあり、特別仲が良いというわけではないですが何か縁を感じます。

試合結果としては金原さんの1ラウンドKO負け。覚悟していたことでもあるし今のチャンピオンの実力と勢いならおかしくない結果です。
ただ関係者やプロの人たちの見立てでは金原さんが圧勝するという意見も少なくなかったです。
私自身も金原さんと練習で組んで(グラップリングのみですが)その強さを実感していたし、今までの実績と経験もチャンピオンに負けないものを持っていたと思います。

MMAに限らずどの格闘技も体にダメージを溜め込んでいくもので、歳を取るにつれてそのダメージの影響は如実に感じやすくなります。

打撃だとより顕著ですが組み技のみでも同じだと思います。
結局は体と体のぶつかり合い。どれだけ技術を深くし幅を広げようと体の耐久力は落ちていく。ベテランにとっての練習はそれを維持または低下のスピードを緩やかにしていく作業になっていきます。

今回の結果は練習仲間としては残念というのが正直な気持ちですが、ベテランの選手を若手が倒して次代を作っていくという業界の新陳代謝としては健全かつ正しいものなのかもしれません。

しかし一度の引退→復帰からのタイトルマッチは同世代の多くの人に感動を与えたはずです。

今回のチケットは金原さんから直接購入したので席の周りが金原さんの応援団でかなりの人数でした。「先生頑張れー!」おそらくジムの会員さんだと思われる人達の声援が鳴り響いていました。
その他にもプロの格闘家の方々が何人も。金原さんの人望と人気、今まで積み上げてきたものを感じることが出来ました。

見に行ってよかったです。

自分が競技を終えるまでにどれだけのものを積み上げて何を残せるのか。金原さんの試合を見てそんなことを少し考えました。

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