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26日の試合とアウトプットの大事さの話

今週の日曜日(26日)の試合が迫ってきました。
いつも通り淡々と試合をこなしていきます。

さて今回のルールは本戦で決着がつかなかった場合は腕十字(スパイダーウェブ)かバックポジションからスタートの延長ラウンドです。

特殊なルールなので当然それに向けての練習もしてきました。
同じように腕十字とバックの状態からスタートするスパーを取り入れました。

今まであまり詰めてやってこなかった練習なので、慣れるまでに時間がかかりました。(練習パートナーも同様に大変だっと思います。。。)
最初は極められる確率が高く、かなり強度の高い練習でしたが徐々に逃げるコツを掴んでいき、最初に比べればかなり上達したと思います。
それでも極められることはありますが。。。

コツ自体は教則やネットで調べたりではなく、実際にスパーしていく中で発見した部分が多いです。
試合に向けて練習頻度を上げることで、色々な試行錯誤を試して自然にコツを見つけていきました。

テクニックを習得したい時は細かい手順を知ることももちろん大事ですが、大体の手順が把握できたら積極的にスパーで試して実際の感覚を掴む方が成長が早いと思います。

実践する中で課題にぶつかった時に、ではそれをどうしようかと考えればよいです。それが所謂ディテールになるわけです。

最初からディテールを詰め込もうとしても、全て頭に入れるのは難しいです。

僕はクラスで指導する時にディテールが多くなり過ぎないように注意しています。
大まかな手順を伝えたら、その後のポジションスパーで実際に試してもらうようにしています。
例えばクラスでコムロックを教えたら、コムロックを作った状態からのスパーを何本かしてもらいます。

要はアウトプットをより重視しているのです。

インプットよりアウトプットの方が大事と言いますが、柔術もまさにそれです。

テクニックを聞いたり見たりするだけや、打ち込みで無抵抗の相手に掛けるのはインプットです。

実際に動いてる相手に仕掛けてこそ意味のあるアウトプットになります。

ただテクニックの理屈がわかることで上達する人もいるので、結局は両方からのアプローチが大事なのですが。。。

覚えたいテクニックが明確な人はポジションスパーがおすすめです。

ハーフガードを覚えたい人はハーフガードから、ラッソーガードを覚えたい人はラッソーガードを既に作った状態からスタートすればいいです。

ただのフリースパーをこなすだけの練習では、自分の覚えたいテクニック(ポジション)の練習が上手く出来ない場合があります。
クローズドガードの練習がしたかったが、あまりクローズドに入れなかったなど、そもそものポジションが作れずに終わる可能性があります。

特にレベル差が相手の場合、強い方の気分次第のスパーになるので、なかなか自分のしたい動きをするのは難しいです。
ダミー人形のように優しく受けてくれる人もいますが。

そのポジションを作るのも練習といえばその通りなのですが、自分のしたいテクニックが明確なら、あらかじめポジションを決めて練習した方が効率的です。

練習は自分の技を”練る”ものです。ただこなすだけでは練習の為の練習になってしまいます。

もちろんただ体を動かして汗をかきたいだけの人はそこまで考える必要はないですが、少しでも早く上達したい人はちょっと相手にお願いしてポジションスパーをした方が良いと思います。

普段の練習にプラス1本追加してやるぐらいでも、続けてれば大きな差になってきます。

今回のZSTに向けての練習で掴んだコツなどは、試合が終わったらどこかで紹介するかもしれません。
といって極められたら笑えませんが。

とまあ特に試合に向けての意気込みもないですが、試合はもちろん全力で行きますよ。

応援よろしくお願いします。

ではまた。


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