見出し画像

柔道を始めたころの話

執筆継続中のnoteです。
日々なにか記事のネタになることはないかとアンテナを張ってはいるのですがやはりラジオに比べて制作のハードルが高めなのもあり苦戦しております。
柔術界のニュースや問題について書くこともできるのですが、SNSで誰でも発信できる時代に記事にしたところで、どうせ誰か同じような考えを持っていて既に書かれていたりするのでたいして特別感もない気もします。

オリジナリティを出すならどんな内容かなと考えましたが、自分が経験してきた人生こそが最もオリジナルなコンテンツだなと思い、自分のこれまでの競技人生などについて書いていこうと思います。

どれだけ需要があるか不明ですが「Life is contents」という言葉のノリで執筆しようと思います。

■子供時代

私の実家は福山市の中心から離れた加茂町という田舎町で、小学校から中学校までがほぼ同じメンバーという環境で育ちました。

子供の頃はどんな子だったかというとあまり積極的に人とコミュニケーションを取っていくのようなタイプではなく引っ込み思案でした。それは今も同じで自身の性格のベースになっています。

私の名前は世羅(せら)という珍しい苗字で、小学校低学年の頃はアニメでセーラームーンが流行っていたこともあって、よく学校でセーラームーンと馬鹿にされていました。(まあ子供あるあるですよね)

今となっては笑い話ですが当時の私はそれが原因でよく同級生ともめて喧嘩になっており、担任の先生が家に来ることもしばしばありました。

当時は休憩時間にホッピングで遊ぶのが流行っていたのですが、同級生との喧嘩がエスカレートしたときにホッピングの投げ合いになったことがあります。そのとき相手が投げたホッピングが私の前歯に当たり口から大流血した事件があります。

はっきりとは覚えてないですが当時はけっこうな騒ぎになったと思います。まあそれぐらい最初は同級生と喧嘩することが多かったということです。でも徐々に仲良くなっていき喧嘩することはほとんどなくなりますが。

ちなみにホッピングをぶち当てられたわけですが歯などは抜けるなどは全くありませんでした。丈夫な体に感謝。

とまあ最初の時期はケンカすることも多かったですがその後は比較的おとなしい学校生活を送ってました。

特に運動をやったりもなくゲームとかをして家で遊ぶ時間が多かったです。今思えば両親がもっとスポーツとかの習い事をさせてくれたら良かったなと思いますが、いいのか悪いのか私の両親は放任主義に近かったので何かを強制されることは少なかったです。体操とかレスリングを子供のころからやりたかったなと。

■柔道を始める

転機になったのは小学校6年生のとき。
私には4つ上と3つ上の兄が二人おり、真ん中の兄(次男)が高校生になるタイミングで柔道の道場に通い始めました。
次男は中学から柔道を始めて高校でも続けたかったのですが、進学した高校に柔道部がなくて市内の道場に通い始めたのでした。

そのあたりのタイミングでなぜか私は「俺も柔道をやりたい」と言って兄と一緒に道場に通い始めました。
それまで私は自分から積極的に何かを始めたいと言い出すことはほとんどなく、周りの言うことに素直に従う子供だったと思います。良くも悪くも。
この時のことは私の中ではっきりと覚えている記憶で、このころにやっと物心がついたような気がします。

通い始めたのは福山駅から歩いて10分弱ほどの距離にある福山武道館。
たしか週に3回練習があり、ほぼ欠かさずに通っていました。

武道館の練習はとにかく準備運動が長かった。
足回しや足蹴りや足交差など今の青山道場でもやっているアップの運動50回ずつこなしていた。まともにスポーツをやってこなかった私にとってはとてもハードで最初はまともに出来ていなかった。
回転運動(マット運動)も多くて、基本の前転や後転から始まり、エビ、逆エビ、アヒル歩き、側転、倒立前転などを道場の端から端までやっていた。
当時の武道館の道場は子供にとってはとても広く感じており、端が途方もない距離に見えていました。
最初はこの準備運動はなかなか上手くできなかったが、徐々に慣れてきて一年もすれば全種目難なくこなせるようになりました。
私は初心者の方には基本の準備運動を確実にできることをすすめていますが、それはこの武道館での練習が私の格闘技のベースにあるためです。
基本の運動を身に着けることで体の使い方も覚えるし、体力もついて怪我の防止になります。
また最初はできなかった動きをできるようになったときの小さな達成感を味わうことができるので自身の成長を感じることが出来ます。
帯のストライプと同じようなもので、自分は成長しているのだと細かく実感することで練習を継続するモチベーションアップにつながります。

試合にも出てはいましたが柔道を始めての最初の一年間はほとんど勝てなかったです。練習もほぼ休まず行ってるし、まじめに取り組んでいましたが試合は全く勝てませんでした。
そんな状況でしたが柔道を辞めようかなと思うことはなかったです。というか練習に行くのが生活の中の完全なルーティンになっていました。

真面目に練習だけは続けていたおかげなのか、柔道を始める前の体重は60kgほどでしたが始めて1年ほどで55kgくらいに減っていました。
一番理想的なダイエットでした。まあそれまでどれだけ運動不足だったんでしょうか。

◾︎中学校に

中学一年生になり地元の中学校に入学。
私の地元は小学校のメンバーがほぼそのまま同じ中学校に進学するので、周りの友達はほぼ同じでした。
中学校には柔道部があり迷いなく入部。武道館と並行して部活でも練習していました。

この中学校の柔道部の練習場所は特殊で、体育館のステージの上に畳を敷いて練習していました。
過去には別の体育館がありそこに常設の柔道場があったのですが、原因不明(?)の火事により体育館が全焼してしまいました。
新しく立て直した体育館には柔道場は作られずステージの上で練習する環境になっていました。
今にして思えばとんでもない環境だなと思いますが(下手すると落っこちるし)当時はそれが当たり前でした。

柔道を始めてからの1年はこんな感じで、特に目立った成績を上げることもなく平々凡々と過ごしていました。

そんな私に転機となる技との出会いが来るのですがそれはまた次回。(あるのかな)

ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?