見出し画像

コーチングスクールでの学び(Day15,16)

第8週目、モジュール8での学び、気付きについてまとめています。今週はあまり記述することが多くはないですが、公開コーチングというものを体験しました。それについても記録しておこうと思います。

目の前に起きていることを観察する

現実をひたすら観察する!それは、情報を増やしていくことに他なりません。目の前にいる相手のことをよく知り、クライアントが持つリソースに気付くことにもなります。そして、観察し情報を増やしていくことは、自身の直観に気付くことにも繋がっていきます。

これこそがまさにインナーゲームの考え方、世界観なのだと思います。余計なことをすることなく、考えることなく、目の前で起きていることをひたすら観察し、自分の感じる、自分の持つ直観に気付いていく。

コーチングでクライアントが出した目標を突き返すための訓練、視点が2つあります。

①自分軸があるかどうか、という視点に立っているか?
②共同体感覚を持てているかどうか?

この2点に照らし合わせて考えてみます。クライアントに寄り添って、他者視点を加えてくれるのがコーチング。違うなと感じた時には、突き返してみることも時には必要です。

全ての人間関係には適切な距離感があり、クライアント自身が「私だけで何とかしなくてはならない」、なんて考える必要はないし、コーチがそれに気づいてもらえるよう支援していくのが望ましい。言い換えると、「人生はハードモードで生きる必要はなく」、「常にイージーモードで生きられるように考えてみる、試行錯誤してみる」、そんな視座に立つことが大事です。

シナリオ法(認知行動療法の1つ)なども使いながら、「現実のシナリオ」を元に、「ベストシナリオ」と「ワーストシナリオ」の2パターン考えてみるのも1つの方法です。コーチ自身が“アドラー流コミュニケーションパーソナル実践トレーナー”として活動していることを忘れないようにしながら。

コーチングの要素

コーチングには以下の3要素から構成されています。

1)構造:フレームワーク、組み立て

2)一致:確認の質問を入れていく

3)関係性:相互関係、共同体感覚

クライアントの感情に耳を傾けてみる。何かを感じるのだとしたら、もっとフェアな判断をしてみる。何を質問すればよかったのか、と。

自分軸で生きる、ということは、自分の状態を整えるということ、自分自身の人生を生きていくということに他なりません。それができていなのだとしたら、上述のクライアントのゴールを突き返すということにもなります。因みに、不安の正体とは、やれていない未来に対して感じるものです。これが喫緊で迫ってくると、恐怖となります。

体験、経験から学んでいき、“自然の結末”から学習していく(その逆は、「論理的結末;どのくらいそれが起こりそうか?」)。行動→学習のスパイラルを回していく。その一方で、クライアントのゴールが達成できるよう、真剣に考える、付き添う。その行動でいいのか?とクライアントやコーチ自身にも問うてみる。その結果、自分の認知を書き換えることを事後的にやっていく。

人は何かの刺激に対して反応的に生きています。「知っている」→「できる」→「やっている(無意識の反応)」のうち、「やっている」のレベルで行動できるようになるには、継続的な学習、練習の末に獲得できるようになります。すなわち、これが「習慣化」です。

自己一致と共感的理解について

椅子を使ったポジションチェンジにおいて、未来の姿で輪になっていたり、直線になっていたりするケースがあります。これは、だいたい嘘(正確に表現し切れていない状態)であるといえます。強い言葉になってしまいますが、言い換えると、個人の存在を同列に見なしていて、軽視している証ともいえるのかもしれません。

また、クライアントの“にせ”ゴールというものも時として存在します。そこに向かおうとすると、さらに問題となることもあります。クライアントのことは信じるけど、クライアントの言っていることは信じない、という、まさにコーチとしての在り方が問われます。

ポジションチェンジでは、置いた椅子の後ろに自身が立って、自分自身に声を掛けたり労ったりする場面があります。それらの光景、場面を見つめながら、コーチは時として、「ちょっと座らせてもらっていい?」だったり、「確認させてもらっていい?」と問い掛けることで確かめていきます。この時、大切なことは、自己一致と共感的理解に重きを置くことです。そして、コーチ自身のメガネも歪んでいるということを認識しておくことです。

例えば、自分の場合だと、「コーチングの場では評価、判断したらダメ」というメガネを持っていました。それは、本当にそうなのか、だとしたら違ったやり方はないのか、を考えてみる。(トレーニングの1つとして、試しに「コーチの言い換えリスト」というものを作ってみました)

公開コーチングを体験

今回、クラスの講義の場において、初めて公開コーチングなるものを経験しました。師匠のガイドがあったとはいえ、何とも言えない緊張感と臨場感を体験できました。いくつか気付いたことがあるので書き記しておこうと思います。

  • How(どうするの?)を深める質問より、What(何がそうさせた?何があった?)を深める質問の重要性

  • クライアントに直接触れた感覚(手の感覚とその強さ)

  • 相手のことを良く知ろうとすること(それにもWhatの問いが大切)

  • 共感的理解と自己一致の重なり

  • コーチのプライベートロジックに気付く(自分自身に心理的安全性はあるのか?という問い)

7つの習慣

さらに、今回の講義では、自身のバイブルでもある、7つの習慣についての解説もありました。印象深い、そしてコーチングとの親和性が高い部分について記述しておこうと思います。

第3の習慣:全てのことは2回作られる。現実に作られるには時間が掛かる。だから、最優先事項を優先する。

第4の習慣:win-win、かつ線引きすることを忘れない。

第5の習慣:変えようとするな、知ろうとせよ。そして、自分を超えた力を発揮してもらうよう努める。

第7の習慣:刃を研いでおかないと効率が落ちる。学び、決意し、実行を続けていく。そして研ぎ石がどこにあるかアンテナをはっておく。

そして、第8の習慣:心の声を聴く。周りの人がその声を聴けるように関わる。


いずれにしても、本モジュールは、これまでの中で自身にとっては最も中身の濃い週になりました。あと、残すところ、1weekです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?