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キャリアサポーター・アカデミー(3期) -2ヶ月目座学

キャリアサポーター・アカデミー(3期)での2ヶ月目の座学がありました。受けてみての感想を綴っておこうと思います。

座学2ヶ月目のテーマ

第2回目のテーマは「転職」です。今、私自身がいる場所において、キャリアカウンセリングに取り組んでいるシーンでは転職というテーマは取り上げることはないのですが、キャリアカウンセリングの場ではその人の人生軸を考えた場合、転職というものは避けては通れないテーマであることも事実です。人材業界やキャリアアドバイザー(CA)の仕事は経験したことがないので、心して座学の時間に向かいました。(緊張)

「転職軸」とは何か

ミートキャリアにおいて最も多い相談内容は「転職」です。その中でも「こういうことがやりたいから転職をしたい!」と思われて来る方もいますが、大多数は「現職でモヤモヤしている」、「そもそも転職するかどうか?」といったことで迷われている方だそうです。したがって、キャリアカウンセリングにおいて重要視すべき基軸が、「転職軸」と言われるものです(初めて知りました)。軸には大別すると下記の2つがあります。

  1. 転職に向けてある程度解像度が上がっており、具体的にどういう情報収集や活動をしていけば良いか、という助言を与えるべき人

  2. 自分のやりたいことが分からない、あるいは希望が決まっておらず、”霧”の中にいる状態の人

1.の人はいわゆる「転職軸がある状態」と呼べる人で、エージェント(CA)を利用すべき人、キャリアコンサルタントとしてはエージェントを活用してもらうよう促し実際に転職活動をすすめていく人です。一方、2.の人は「転職軸がない状態」といえる人で、このままの状態ではエージェントをすすめてはいけない人です。モヤモヤした状態のまま転職活動を始めてしまうと、目指すべき港が分からないまま航海に出てしまうので、漂流してしまう恐れがあるのだと思いました。これは講義の中からも人材業界の仕組みや収益モデルを考えてみても確かにその通りであり、納得がいきました。

人材業界のビジネスモデルについて

本項では、人材業界の各ビジネスモデルの概要と特徴、両者間の比較などについて学びました。大きな声では言えないのでしょうが、実は自身も以前はよく使っていた時期があったので(改めて見るとほぼ登録していた…)、後で振り返ってみて、「ああ、なるほどな」と思え、符号するようなことが多くありました。(大手サイトからはほぼ連絡がなく、SNS系のスカウト媒体からの方が声掛けの機会があったことなど…)

補足:BizReachは改めて業界ガリバーなのだと認識しました。転職活動(転職情報収集)している=BizReachしている、と言われるほど、1つの確立されたモデルなんだなと感心した次第です。

キャリアカウンセリングの場における転職軸とは

話を元に戻します。転職をテーマにキャリアカウンセリングする場合は、その相談者がどういった転職軸の状態なのかをしっかり把握して、その上で判断すること(つまり場合によっては転職しないという選択肢もしっかり提案できるようにする)、これが大切なのだと理解しました。(納得)
しっかりカウンセリングの場で確認することは下記の3つです。

・What:現職ではこれが叶えられないから、○○ができる転職をする︕
・Can:⾃分の強みはこれで、この強みを活かして■■がしたい
・Will:⾃分は中⻑期的にこうなりたい︕

これらを相談者が明言できるかどうか。
あと、留意しなければいけないことは、転職には満額回答はないこと。各条件の優先順位がつけられていて、どれならば捨てることができるか、その取捨選択をお互いに確認していくことが大事なんだなと感じました。

Wantedlyについて

今回は自習も含めて、Wantedlyの活用法と記入すべき内容についての紹介もありました。職務経歴書というと、書いているとどうしても疲れてしまうので、Wantedlyなら肩の力を抜いて取り組めそうです。職歴やスキルだけでなく、自分の興味関心や働くうえでの価値観も書いていく。自分は何が好きで、何に興味があって、これからどうしたいのかを考え、それを人に伝わるように表現していく。まさに、セルフコンコーダント・ゴール(self-concordant goals)です。以前、ちょろっと書いてそのままになってしまっていたので、これを良い機会に自身を見つめ直すためにメンテナンスしてみようかと思います。ちなみに、プロフィール欄の紹介文を埋めているユーザーは埋めていないユーザーと比べて4倍スカウトされやすいそうですよ。

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