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男性育休取得して本当に良かった3つのこと

僕の場合は育休というよりは、出産3ヶ月前に仕事の過負荷により休職して、そのまま退職して、無職になって育児に突入したわけで、多くの方とは事情が異なると思います。

とはいえ、男性育休は約1年間取得させる義務が職場にはあります。これをどんな人でも活用するべきです。
今回は自分なりに、「休んでいて良かった」と思う理由を3つ挙げたいと思います。

1. 育児の当事者になれた

毎日リアルタイムに母親と同じ体験が出来る。だから2人で嬉しいことを共有できます。うちはまだ子供は首も座っていない1ヶ月半の男の子ですが、「少し声を出すようになった」「顔の方を見るようになった」等、たくさんの体験を妻と2人で出来ました。
これは、仮に働いていては味わえない感動です。仕事に疲れて帰ってきた父親に、母親が「声を出すようになったよ!」と言うのももちろん素敵なことですが、やはりそのシーンを一緒に目撃して、「ねえ…今喋らなかった??」とドキドキしながら話すのが、何よりも幸せな時間です。

2. 夫婦生活が円満になった

産後の女性はホルモンが脳に作用し、「育児に協力しない人間を敵とみなす」心理があるそうです。
多くの父親が母親から敵視される原因がコレです。仕事から遅く帰宅すると、父親も協力したくても体力的になかなか出来ません。そもそも子供と過ごす時間が母親の方が圧倒的に長いため、育児の習熟度に歴然とした差が生まれてしまいます。その結果、父親も自信が無いため積極的に協力出来ず、母親がギリギリの体力の中24時間子供の面倒を見続けることになり、余裕の無さから些細な事で喧嘩になったり、本音を打ち明けられない関係性になります。
長い夫婦生活を円満に送るためも、最初の1年に当事者として育児をすることが肝心です。

3. ワンオペ育児は到底無理

「ワンオペ」というワードが巷でよく言われるようになりましたが、個人的な感想では、ワンオペ育児は到底無理だと思います。
もちろん、やっていらっしゃる方は素晴らしいと思いますが、その人が超人的なだけで、それを「どんな親もワンオペで出来る」と解釈されると危険だと思います。やはり「超人」の経験や意見は「カッコいい」ので、世間では目立ちますし拡散されますが、それが事実のように扱われるのは問題です。
むしろ、どんな親でも、他者に頼ることを忘れないで欲しいです。1人で抱え込むと、つらいことがグルグルと頭の中を回ってしまうことがあると思います。それを他者に相談したり、負担を共有することで、2倍どころか3倍〜4倍も気がラクになる(体感ですが)と思います。(そしてなにより、喜びも3倍〜4倍になります!)
配偶者や地域サービスの助けを全力で借りることが当然である社会になっていけば良いと思います。

男性育休の良いところばかりを紹介しましたが、現実には「取得できる雰囲気じゃ無いよ」という意見も多いと思います。もちろん自分が働いていた職場もそうでした。ですが、将来の夢ですが、ほとんどの人が当然のように男性育休を取る社会になると、人と人との繋がりにおいても良い効果が多く見込めるのではないでしょうか。そういう社会になることを願います。

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