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ファティマ第三の予言から新型コロナを紐解く


パラダイスから燃える剣でアダムとイブを追放する天使ケルビム」ドラクロワの天使の絵より

ファティマ第三の予言は冒頭で、このような事が記されています。

すでに述べたあの二つの啓示のあと、わたしたちは、マリアの左側の少し高い所に、火の剣を左手に持った一人の天使を見ました。しかしその炎は、マリアが天使に向かって差し伸べておられた右手から発する輝かしい光に触れると消えるのでした。天使は、右手で地を指しながら大声で叫びました。「悔い改め、悔い改め、悔い改め」。

火の剣を左手に持った天使、つまりこれは燃える剣を持つ天使ケルビムなのでしょう。既に旧約聖書の創世記3章によると、主なる神はアダムとイヴを追放する為、炎の剣とともにケルビムを遣ったと記されています。なお、旧約聖書には十の災いに関する記載があり疫病との深い関わりを示しており、火の剣を左手に持った天使はアダムとイヴのように人類を地上から追放する疫病を示しているのかもしれません。

十の災い
1. ナイル川の水を血に変える
2. 蛙を放つ
3. ぶよを放つ
4. 虻を放つ
5. 家畜に疫病を流行らせる
6. 腫れ物を生じさせる
7. 雹を降らせる
8. 蝗を放つ
9. 暗闇でエジプトを覆う
10. 長子を皆殺しにする





余談ですが、アダムとイヴは禁断の実を食べた事でエデンの園から追放されました。新型コロナは一説によれば「野味」と呼ばれる生きた野生動物やコウモリ等を食べた事で感染したと言われています。


予言は続きます。

それからわたしたちには、計り知れない光―それは神です―の中に、「何か鏡の前を人が通り過ぎるときにその鏡に映って見えるような感じで」白い衣をまとった一人の司教が見えました。「それは教皇だという感じでした」。そのほかに幾人もの司教と司祭、修道士と修道女が、険しい山を登っていました。その頂上には、樹皮のついたコルクの木のような粗末な丸太の大十字架が立っていました。

なお、中国中部・湖北省の省都・武漢で「火神山(Fire God Mountain)」と名付けられた仮設の病院は、着工からわずか10日後の3日に患者を受け入れ始めており、ベッド数1000床で、軍の衛生要員約1400人が患者の治療にあたりました。険しい山を登る白い衣をまとった司教と司祭、修道士と修道女は、白い防護服を身に纏い治療にあたる医師と看護士、医療従事者達を示していると感じます。

教皇は、そこに到着なさる前に、半ば廃墟と化した大きな町を、苦痛と悲しみにあえぎながら震える足取りでお通りになり、通りすがりに出会う死者の魂の為に祈っておられました。

「街は静まり返っています。春節なのに、人通りはなく、店も閉ざされ、タクシーすらほとんど走っていません。」テレビに映し出されたのは外出禁止令で廃墟のようになった都市。一方で感染爆発で患者が溢れ、椅子にへたり込んだ医師が「もうこれ以上は無理よ」と泣き叫ぶ姿もあった。「替えの防護服が支給されるかは分からない。医療用マスクやゴーグルも不足している。」「着用している防護服がダメになったら命の保証はない。」「ベッドが足りない。患者が溢れている。」苦痛と悲しみにあえぎながらも懸命な治療に当たっている医師達の光景が浮かびます。

それから教皇は山の頂上に到着し、大十字架のもとにひざまづいてひれ伏されたとき、一団の兵士達によって殺されました。彼らは教皇に向かって何発もの銃弾を発射し、矢を放ちました。同様に、他の司教、司祭、修道士、修道女、そして様々な階級と職種の平信徒の人々も次々にそこで死んでいきました。

新型肺炎の感染が拡大した2019年末、武漢では現地の医師による注意喚起が早くから行われていました。ですが当局は“デマを流布したもの”に対する処罰を発表、医師も含む8名に処分を下していますなお原因不明の肺炎について、注意を喚起した李文亮医師は自ら感染し命を落としました。更に感染国・地域は約120に上り、感染者数は約13万人。死者は4000人を超える事態になるまでWHOはパンデミック宣言を遅らせています。未知のウイルスに対する防護対策が不十分だった事で医療崩壊が引き起こされ、人々は次々に感染し死んでいきました。


十字架の二つの腕の下にいた二位の天使は、おのおの手にした水晶の水入れに殉教者たちの血を集め、神に向かって歩んでくる霊魂にそれを注ぐのでした。

感染者の血液から抗体またはワクチンの原料を取り出して、治療を求め病院に向かって歩んでくる人々を救えた事を暗示しています。

これは、私の仮説ですが、ファティマは予言ではなく人類が遭遇してきた疫病に関する伝聞であり、同じ事が繰り返されているだけなのかもしれません。


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