スタートアップでライターとして働くために必要な3つのこと
私は今、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)事業を展開するPeaceful Morning株式会社というスタートアップで、RPA関連の記事を書く仕事をしています。
これまでにスタートアップで働いた経験はありません。ライターとしての実績も特にありませんでした。
こんな私ですが、今は在宅で文章を書き、クライアントに喜んでもらうことにやりがいを感じています。
2019年8月に現在の仕事を始めてから約9カ月経ったこのタイミングで、なぜ私がスタートアップでライターとして働くことができたのかを振り返ってみることにしました。
1.強い関心を持っていることがあった
私はもともと「働き方」に強い関心がありました。人はそれぞれ違うので、自分に合った方法を選択すれば、働き方が多様になるのは当然です。しかし、世間にはそれを許さないような風潮がある。そのことを疑問に思っていました。
私はまず、人と違った働き方をしている人と接したいと考え、シェアオフィスのスタッフとして働くことを思いつきました。シェアオフィスではさまざまな業種のフリーランスや経営者が働いていて、仕事についての考えを聞くのは興味深かったです。"働くがちょっと楽しくなる”がキャッチコピーのフリーペーパーを月に一回発行したりもして、楽しかったですね。
そして、そこからの流れでRPAを知りました。RPAは「ロボティック・プロセス・オートメーション」の略で、ホワイトカラー(総合職や事務職などの頭脳労働に従事する人々)がPC上で行う業務を自動化するテクノロジーのことです。
2018年の秋頃にRPAを知って可能性を感じ、使えるようになりたいと考えました。すでにいくつかの自治体が導入し、残業時間削減などの効果が出ていたことも大きかったです。
多くの職場で常態化している長時間労働は、RPAを使えば改善できる。これまで当たり前だと思われていた働き方を変えて、仕事に対する価値観を変化させたい。そのためにできる限りの努力をしよう。そう決めて、RPAツールを学んだり関連イベントに参加したりし始めました。
2.積極的に情報収集を行った
RPAに関する情報は、2018年秋の段階ではまだそれほどありませんでした。SNSで検索しても、当時は数えるほどしかヒットしなかったと思います。そのような状況の中で情報を得るためには、積極的に動くしかありませんでした。
私は現在地方在住ですが、東京で開催されたイベントに出席して参加者と情報交換したことがきっかけで、Twitterのアカウントを作成してRPA関連の情報を収集し始めました。
現在の仕事はTwitterで見つけているので、この時にTwitterを始めたことは大きかったです。
Twitterからはさまざまな情報を得ることができました。私はもともとMacユーザーだったのですが、RPAを本格的に学ぶならWindowsかな、と考えていたところ、UiPathというRPAツールがWindowsのPCで無料で使えることが分かったのです。
悩みました。TwitterでみんながUiPathを使っているのを見て、どうしても使ってみたくなったものの、ただ使ってみたいという理由だけで新しいPCを購入してもよいのだろうか。しかし結局、一歩踏み出すことが何かにつながるかもしれないという思いからWindowsPCを購入し、UiPathアカデミー(UiPathが提供している学習コンテンツ)などで学びながらロボットを作ってみました。UiPathは決して簡単なツールではないのでうまくいかないことも多かったのですが、どんどんできるようになることが楽しくて仕方ありませんでした。
3.自分が楽しいと思っていることのよさを他人に伝えた
2019年5月頃にはUiPathのロボットも増え、せっかくだから誰かに見せて自慢しようと思いつきました。笑。
以前の職場であるシェアオフィスに出かけて行って、「ちょっとこれ見てみます?」という気軽な感じでロボットを実行したら、思っていた以上の反応が!
しかもその場ですぐ、こんな仕事があるんだけどRPAで自動化できない? という話になりました。楽しいからやっていただけのことが、みんなにすごい! と言われて、一緒に仕事しようと誘われる。ものすごくわくわくしました。こんなこともできるんじゃないか、あんなこともできるかも。そうやって話すこと自体が楽しくて、これからさらに楽しいことが起こるとしか考えられませんでした。自動化の話は結局は実現しなかったのですが、私の中にあるやっぱりRPAなんだ、という気持ちはこの時の体験がもとになっている気がします。
Peaceful Morning株式会社との出会い
こうした活動の中で、現在お仕事をさせていただいているPeaceful Morning株式会社を知りました。Peaceful Morning社は、RPAなどのテクノロジーを使って「我慢しないで働ける社会を創る」ことをビジョンとして掲げています。代表取締役社長である藤澤専之介さんとオンラインで初めてお話しした時、私の考えとPeaceful Morning社の目指すところが重なると言っていただきました。それまでの経験や持っているスキルよりも、目指す方向性が近かったことを評価してくださったのだと思っています。
また、積極的に情報収集を行ったり、実際にロボットを作って見せたりしていることにも関心を示していただけました。
まとめ
今回挙げた3つは私の体験に基づいたことであり、スタートアップでライターとして働くために必要なこと、は他にもあると思います。
ただ、関心があることを徹底的に追求し、必要な情報を集め、他人によさを伝えるという行為は、ライターの仕事そのものです。このnoteを書いて初めて気がついたのですが。
振り返ってみると興味があることをただ追いかけていただけだったのだなと思います。これからもそうでありたいですね。
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