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La fattoria degli animali (1)

今日からLa fattoria degli animali / George Orwell (traduzione di Guido Bulla, Oscar Mondadori, 125ページ)を読み始めました。今日は第3章の30ページまで。

ジョージ・オーウェルの「動物農場」くらい一般教養として読んでおこうよって感じでしょうが、私は初めて読みます。が、内容はなんとなく知っています。とある動物農場で搾取されている動物たちが反乱を起こし人間を追い出すけど、結局は上に立つ動物も人間化して下の動物たちの労働を搾取したりする話、ですよね。合ってるかな?

オリジナルは1945年に出て、イタリア語は1947年に出版。私が持っている版は、2000年にI Meridianiから出た新訳をMondadoriで出し直した2014年の第43刷。

今日読んだ第1章〜第3章のあらすじをざっと。第1章、Il Vecchio Maggioreなる長老の豚が死ぬ直前に革命を起こせよと仲間たちに告げる。第2章、豚のPalladineveとNapoleoneが中心となって反乱を扇動し、農場主のJonesらの人間を追い出す。I Sette Comandamentiなる7つの戒律を定める。第3章、動物たちによる農場の自主運営が始まる。リーダー格のPalladineveとNapoleoneの意見は衝突しがち。動物たちは7つの戒律を覚えられないので、その要約バージョン ”Quattro gambe buono, due gambe cattivo”を作る。そして色々なことが豚に都合よく進行中(Napoleoneはなんだか腹黒い?)、のところまで。

人間への皮肉たっぷりの評価が面白い。第1章、Il Vecchio Maggioreから見た人間は「まったく生産せずにただ消費だけしている唯一の生き物。乳を出せない、卵も産まない。鋤を引くには弱すぎて、ウサギを狩るにも走るのは遅い。それなのに、すべての生き物の主人なのだ。」

L'Uomo è l'unica creatura che consumi senza produrre. Non dà latte, non depone uova, è troppo debole per tirare l'aratro, non corre abbastanza veloce da catturare un coniglio. Però è padrone di tutti gli animali.

George Owell, La fattoria degli animali (trad. di Guido Bulla, Oscar Mondadori, 2014), 7


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