La fattoria degli animali (2)
La fattoria degli animali / George Orwell (traduzione di Guido Bulla, Oscar Mondadori, 125ページ)、今日は第8章の88ページまで読みました。
ジョージ・オーウェルは「動物農場」で、一党独裁体制の国を批判的に描こうとしたって言われていると思うんだけど、読み進めるうちに、ここに描かれているのは、学校の部活動とか、どこかの営業所とか、友人グループの中とか、人間が複数人集まれば、容易に生じる問題が凝縮されているように思えてくる。
人が集まれば、意見の対立が起こる。そこにどう折り合いをつけるか。議論をしても正しい・理にかなった意見が採用されるのではなく、威圧的に声を張り上げた人の意見が採用される。声を張り上げた人は自分と対立する人を排除する。そのグループでは物申せない雰囲気が醸成される。。。「動物農場」におけるNapoleoneは、私の身近にもいるなぁ、と。
今回読んだ第4章〜第8章。Napoleoneはリーダー格のPalladineveを人間どものスパイだと難癖をつけて追放。元々はPalladineveのアイデアだった風車の建設の話。追放されたPalladineveの一味が動物農場内でスパイ行為をしていると粛清。粛清の場面に居合わせた心優しい雌馬のTrifoglioは、動物主義の農場は、それぞれがそれぞれの能力に合わせてできることをして助け合っていくものだったはずなのに、と涙を流す。
その後、木材取引で偽札を掴まされたり、人間からの急襲で2年かけて建設した風車が爆発されたりと困難が続く。それでも農場は乗っ取られずになんとか人間たちを追い返した功労でNapoleoneは自らに勲章を与える。NapoleoneとPifferoの謎の体調不良の理由・・・。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?