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Wrap up del TBR 2023

今日は、2023年に読んだ本の振り返りをします!

年の初めに、これを読もう!と決めた10のテーマがありました。こちら。

【2023年の読書テーマ】

  1. Amore 恋愛もの✔️

  2. Classico 古典もの(100年以上前に書かれた本)

  3. Criminale 犯罪もの✔️

  4. Distopico ディストピア小説

  5. Femminismo フェミニズム(女性の生き方などに関する小説)✔️

  6. Guerra 戦争もの

  7. LGBTQ

  8. Mattonazzo 鈍器本(600ページ以上の本)✔️

  9. Raccolta di racconti 短編集✔️

  10. Saga familiare 家族がテーマの小説

✔️マークが入っているのは読了したテーマ。半年でちょうど半分の5冊読めたから、順調なペースかな。

【Amore恋愛もの】では、Non ti muovere / Margaret Mazzantiniを読みました。期待していなかったけど、意外と面白かったです。不倫(Relazione extraconiugale)モノかつ中年の危機に襲われた男性モノと言っていいのかな。イタリアの小説って、中年の危機を扱った作品が多いように思います。

【Criminale 犯罪もの】は、L'Avversario / Emmanuel Carrèreを読みました。これはスイス国境に近いフランスのとある街で実際に起きた一家惨殺事件を元にしたルポルタージュ。事実は小説よりも奇なりっていうけど・・・。30年近く家族も友人もだまし続けた人生、嘘に嘘を重ねて破綻していく人生、自分は当事者じゃないのに読んでるだけで気疲れしました。

【Femminismo フェミニズム】は、Lettera a un bambino mai nato / Oriana Fallaciを読みました。ルポルタージュと思い込んでいたら小説だったと最後に気づくっていう・・・。読みながら主人公やお腹の父親である男性にオリアナやパナグリスの影を一生懸命読み取ろうとしていました。病院に行く道すがらの風景ってフィレンツェなのかな???とか。

【Mattonazzo 鈍器本(600ページ以上の本)】は4321 / Paul Austerを読みました。これが今年の1冊目で、ページは900ページくらいあったかな。最初の方は順調だったんだけど、後半になるにつれて、学生運動とか公民権運動の文脈で出てくる事件や人物の固有名詞がわからなくて、だんだん読書のペースが鈍化。またいつか読み直したいです。

【Raccolta di racconti 短編集】はMarcovaldo ovvero le stagioni in città / Italo Calvinoを読みました。イタリアのとある都市に住むMarcovaldoさん一家の20の短編を収めた作品。ほとんどの作品がMarcovaldoさんに良いことが起きそうで、でも結局起きない、残念な結末って感じでした。その落とし方、オチの付け方が、イタリアのいろんな文脈を知ってないと理解が難しい感じでした。

以上、2023年上半期のラップアップでした。

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