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6/13 雨の日に絵を観る

ちょっと用事があって知人のギャラリーに行った。
このご時世、ギャラリーも、作家さんも大変みたいだけれど、元気そうでよかった。
美術館もだんだんと再会し始めていて、そろそろ展示も見に行けるかな〜?とワクワクしている。
行きたいところもう一回まとめ直さないとね。

学生の頃は、冗談じゃなく、東京都内の主要な美術館の展示は全部観る勢いだった。
1日に美術館4つとギャラリーも数カ所まとめて巡る。みたいなスケジュールが通常だった。幸いにもなのかなんなのか、展示を見るスピードが、多分めちゃくちゃ早いので成せる技だ。
最近はその間の移動が大変でこんな無茶はしばらくしてない。なので当然観てる展示もグッと減ったのだけれど、まあでも多分、学生時代が頑張り過ぎてた。

学生時代は、美術評論とかアートマネージメントを学んでいた。
一週間で一個、展評を書いて出さないといけない授業があったり、課題はなくても、観ておかないと話についていけなかったり、半ば義務感もあったりして「全部観なきゃ!」と思っていた。
私は特に、大学に入るまで全然美術を知らない人間だったので、周りに追いつかないと!とやや必死だった。もちろん楽しいから観ていた部分が大きいのだけれど。

今は時間も体力もないので、取捨選択して行くのだけれど、学生時代に色々と観ていたおかげで選べる、というのはあるかもしれない。
いわゆる名画、や「巨匠の作品を集めました」系の展示は、だいたい周期があって数年毎に同テーマの展覧会が開催されていたりする。そうすると(勿論細かい展示作品とか、展示構成は違うのだけれど)いわゆる「メインどころ」はすでに観たことある作品だったりするので、展示のイメージがつきやすく、行く行かないの判断もしやすい。
当たり前だけれど、過去に見たことある作品が多ければ、展覧会のイメージもつきやすいのだ。
どうしても全部は観られないので、取捨選択をしないとね。

最近は単純に、好きな作家がたくさん出ている展示を観に行っている。
あとはフライヤーとかHPの作品イメージが「面白そう」な展示。こういうのはインスピレーションが大切だ。
それからちょっと裏技みたいだけれど、学芸員さんの好みとかが何と無くわかっていると、その展示の担当学芸員さんを予想して、「この人の展示なら間違いない」と判断することもある。
美術館にもよるけど、図録の論考は担当学芸員さんが書いていることが多いので、好きな展示構成は図録をチェックするのが大事だ(ただこれ、展示自体が美術館の自主企画じゃなくて、外部からの持ち込み企画とか、ゲストキュレーター呼んでる、とかもあるので全然その限りじゃないけど)。

早くまた美術館巡りしたいな。
梅雨が明けたら、巡ってもいいですかね?

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