3/17 おしゃれってなに?

最近服装を褒められる。
特におしゃれしちゃお!みたいな意識がなかった時にもほめてもらえるので、すごく嬉しいけどドギマギする。
そもそも服装を褒められるなんて前代未聞だ。
え、うそまじで?本気で言ってる?
そんな気持ちの方が優ってしまう。
いや、もちろん中にはお世辞だとか、話すことなくて、みたいなこともあるのだろうけど、まず洋服の話題を振られることがなかった。
お洒落かどうかは置いておいても、そろそろいい年なので、見た目に気を使ってるように思われるのはいいことだと思う。化粧してない分、余計に。
そして確かに最近は、以前に比べたら洋服には気を使っている。というより、前が気を使わなすぎた、というだけのことなのだけれど。

まず、姿見を導入したのが良かった。今までは何となく寒くないか的な部分と、まああと多少の色味でなんとなく着て、外に出て初めてシルエットがおかしいだとか、そういうことに気づくパターンだった。それが姿見があるだけで、家の中で変なことに気付けるなんて。え、姿見って便利じゃん。

あと、二軍の服を減らす、というのを頑張った。
ずっと、ここぞ!の服は仕舞いっぱなしで、どうでもいいや、という服だけで365日を過ごしていた。
元々私はすぐに転ぶし、鼻血もよく出るので、汚してもいい、というのがかなり重要な要素だったのだけれど、いやでも、良い服だって所詮消耗品なんだから、着た方がいい。そうなふうに思えるようになった。大事に仕舞って、全然来てない服が着れなくなってた事態に直面したので、元を取る意味でも着た方がいいのだ。
それに、ここぞ!なんてそうそうない。いやむしろ普段の日常が全部ここぞ!だったんだろう。

それから、ある意味周りの目を気にしなくなった。個人的に着たい服が、やたらとカラフルだったり、こう、変な形だったりして、着たら悪目立ちするだろうな〜という思いがあって着れなかった。無難に溶け込みそうなやつを選んでいた。(とは言えたぶん周りからしたら、十分トンチキだよ、と言いたくなる感じだったと思うけど)
たぶんトンチキなのが好きなら、トンチキに振り切った方が良かったのだ。中途半端に隠れようとしていたのが余計に良くなった。好きなものを好きなように着れば良かったのだ。

最近は自分の機嫌を上げるのに、洋服が多少役立っている。元々ごっこ遊びは得意なので、服装の感じで、今日は仕事ができそうだぞ!とか、今日は元気がありそうだぞ!とか思い込むことにわりと成功している。なるほど。こういう効果があったのか。

だから今は自分が好きな服を、自分がすてきに見えるように着たいな〜と思って着ている。
毎朝自分を褒めて出かけるのはだいぶ楽しいので、人からどう思われようと、まあいいかな、とある意味吹っ切れたのだ。そしてそう思うようになってからの方が褒められるから不思議だ。
ただやっぱり世間一般的なおしゃれ、な感じは昔から今まで、全然よくわからない。おしゃれって何ですかね。

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