【雑記】「信長と弥助 本能寺を生き延びた黒人侍」に第七章に関する文書 2024/7/30

無断転載は禁止です。
下ネタあります。
日記的な駄文なので、あまり期待しないでね。

第七章をお読みくださったみなさま、ありがとうございました。

 この章を一言でまとめると、
「んほぉぉぉぉ♡ やしゅけしゅごいぃぃぃぃ♡」
である。
 トバしてやがんな富田、と思った人。正解です。書き上げた開放感すごい。富田、ちょっといいビール開けちゃう。

 まさか、自分で否定していた、「有馬晴信のもとで大砲を扱って見せた黒人」を弥助にするとか予想しなかったなあ。
 このフェイント上手!


 さて、本能寺ばりに焼け続けているこの件のなかでの本書の位置づけを考えてみる。

 アサクリシャドウズについては話を別とした方が分かりやすいのであとに回すとして、
 問題は歴史改変をこの本がどれだけ担っているか、である。

 まず、「この本を弥助像を信じるやつ=バカ」は揺るぎない。基本的にうっとりトムのオカズがたっぷり詰まった自慰書であるわけだし。
 だが、Wikiを改変することで妄想の裏付けを試みたと考えると、少なくとも本人による釈明は必要だと感じる。

 しかもいまもブリタニカ編集してるとかいよいよマジでやべー奴になってきてませんかね。
 まるで、エロ本とかAVを観て構築した自分勝手な女性観を他人に押し付けている構図である。
 おっと失礼。

 というわけで、うっとりトムと鳥取トムで合わせ技一本である。いや、鳥取トムだけで一本ではあるのだけれども。
  ※ちなみに、「島根ハム」ってのがあったら面白いなと思ってググり、結果を見てそっ閉じしました。惜しかった。

 次に、「日本でアフリカ人奴隷が流行した」については「ようだ」がついていてもまずい。
 世界的に黒人奴隷が流行った時期であったとしても、日本でアフリカ人を奴隷にしていた記録が出てこなければそんな事実はないのだ。

 ほんでもって某大学の准教授の著書でも同様のことが書かれているようで~~??
 (唐突なエディタさんリスペクト)

 で、こちらは「そういった一次資料を持ってきてから言おうね」と思う。

 最近のXの動向を見ていると、歴史という分野は、そもそも好きな人がめちゃくちゃロマンチストのようなので、「こうだったら面白いのに」を説として採用して、史料に書いてあると思い込んでしまうことがあるような気がする。

 たぶん、こういった歴史改変に近い自慰書はたくさん出版されているのだろうとは思うが、今回はことが大きくなりすぎている。どちらも本人たち(准教授含む)による釈明が待たれるところである。

 繰り返しになるが、「この本を信じていたが嘘だったのか! 返金しろ!」と言っている海外の方がいるらしいが、それが本当にこの本であり、原文と翻訳版で同じように書かれているのであれば、「こんなトンチキ本に騙される方が悪い」としていいように思う。

 本当にそれぐらいトンチキだから!


 次はアサクリシャドウズである。
 日本人の歴史研究家を雇っていないことから明白だが、UBIが社をあげてロックリー氏の自慰書で相乗り自慰をぶっこいたわけだ。
 まるで中学生のエロ本回し読みである。汚す奴は悪!

 今となってはロックリー問題に比べれば屁のように感じてしまうが、忘れてはいけない、CEOの発言を。

 きっと他人様をレイシストと呼び、批判を受けることで性的興奮を得る特殊な方なんだろう。
 これが精一杯のフォローである。

 なんか、他人様にレイシストってレッテルを貼ることで話題を逸らす手法にはそろそろ飽きてきませんか、みなさん。もはや「お前のかあちゃんでーべそ!」と同じレベルまで落ちてしまった。

 ところで、開発者インタビューでディレクターが言っていた「私たちの目になれるサムライ」という発言は、「サムライなんて理解できないからちゃんと扱えない」と言っているのと同義である。
 ルース・ベネディクトの「菊と刀」と新渡戸稲造の「武士道」ぐらいは読んだのかな。読んでなさそうだな。

 そうすると、弥助はもとよりアサクリシャドウズにサムライなどいないことになりませんか。そもそも作った人たちが侍って何かわかってないんだから、登場しようがないでしょ。

 だから「私たちのサムライ」なんて逃げを打ったのだ。
 AIとか盗用とか抜きにしても、クリエイターとしてクソザコである。
 士道不覚悟である。

 この体たらくでは、主人公を日本人にしたところでむちゃくちゃなことになっていただろう。
 個人的には、まともなクリエイターが残っていないいまの体制では作らないのが正解だったんだと思う。

 にしても、よその連中がクロサワ映画とか観て勝手にあこがれて虚像をこしらえて、挙句の果てにろくに理解せずに「それ私らのもんだから!」って……すごない?

 そういえば例の燃えた謝罪文、たぶん、日本人にとっての謝罪とフランス人/カナダ人の謝罪って意味がちょっとズレるんじゃないかな。
 これは割とマジで。
 むかし偉い人が「言語は世界や価値観の切り取り方」と言っていたし、フランス語の「謝罪」は言い訳のニュアンスが強いのかもしれない。知らんけど。

 さらに、旗の盗用もちょっとあらぬ方に着地してしまいそうで、いよいよ呆れてしまう。
 版権もってる方がダメって言ったら回収して直さないと不誠実なんじゃないかなぁ。
 できません! じゃなくて、やりません! なんだもの。
 こうなると裁判所でお沙汰を出してもらうしかなくなる。それを見越してやっているんだとしたら、かなりひどい話だ。

 誇りとかないんか! ……そっか、鳥取においてきたか。


 最後に陰謀論? 政治的思想? めいたお話を。

 著者が左派なのかは分からないが、左派が都合のいいように利用した/されたは確実にあると思う。
 歴史好きのロマンチストと政治的思想は歴史改変に繋がる最悪の組み合わせであるように思う。IFがあればすべてのルートを公平に扱ってまとめるべきだが、持論に都合のいいところに落ちてしまう危険がある。

 そして、もし弥助がこの本に書かれているとおりの活躍をしたとして、お前がすごかったことにはならないんだけどね、と思う。
 オータニさんがどれだけ活躍しようが、私の活躍にはならないのと同じだ。

 また、侍、武士道みたいな文化がクールだって思うなら、それもお前のもんじゃなくて日本のもんだから、お前関係ないよね、となる。

 だから、侍がもともとアフリカ人の文化だったとかデタラメを言う人が出ててくるんだと思う。

 で、そのトンデモ説と「最強の侍は弥助だった」という説を広めると、割と日本人が困ってしまう。
 例えば、「侍ジャパン」っていう言葉にしても、「でもサムライってもともと黒人の文化じゃん(プ」「それに最強の侍って黒人だったんでしょ(プ」ってできるからだ。

 文化的侵略というのは百年かけてやる計画なので、イメージに引っかき傷をちょっとでも付けられれば成功なのだ。
 弥助を侍に「してあげたい」とか、寛容とか寛容でないとかの問題ではなく、そういったことを一ナノメートルでも許してはいけない。
  ※もちろん、確たる証拠が出たら別です

 できるだけ多くの人にこういったことが起こっていることと、それがトンチキ本が元ネタになったウソんこであることを知ってほしい。
 そして、サイキョーのコスプレサムライ弥助とか、日本でのアフリカ人奴隷のことをキャホって語る奴を指差してゲラゲラ笑って否定してやるのだ。
 前にも書いたが、私の目的はそこだ。

 というか、日本は創作コンテンツが自由であることにめちゃくちゃ寛容なので「ごめんなさい、弥助はフィクションです。日本でアフリカ人奴隷が流行ったようだっていうのは私の願望です」って認めれば許す人は多いと思う。

 んー、いやぁ、もうムリなのかなぁ……。

 ちなみに、カナダもフランスはご存じのとおりバリブリの左派で、UBIはフランス政府と提携してます。

 あっ……。

 といったところで終わりです。

 次はおまけとして「つなぐ世界史 2」の弥助の記述部分を扱います。乗りかかった船ですし。

【雑記】に関しては投げ銭設定にします。
これより下に文章はありません。

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