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自粛生活は「五・七・五」のようなもの

こんにちは!コイケタクヤです!

コロナ生活について綴る…と書いておきながらあれよあれよと変化する社会情勢と仕事、生活の中でなかなか考えをまとめることができていません。。今回はwebでも議論になっている「ランナーにマスクは必要か」が気になったので、これを中心に最近の思いを書いてみたいと思います。

ランナー×マスク論争

コロナ生活が長引く中、「3密を避けて」公園などをランニングする人が増えています。僕は早朝に近所のジョギング以外ほぼ外出しない生活になったので実感はありませんが、テレビのニュースやSNSを見る限り確かにそのようです。

そしてランナー界隈でホットなのが「ランナーはマスクをつけなければいけないのか?」というテーマ。「ランニング時に飛沫を回避するには十メートルの距離が必要」とする海外の調査結果が発表されて以来、まず一般の方からランナーを非難する声が上がり、ランナー側も反発。今はランナー同士でも喧々諤々の議論がなされ、SNS上には殺伐とした世界が広がっています。

「そんな調査結果を信じられない」

「息苦しくて付けられない」

「ランナーに限らず外出する際のエチケットだ」

「つけないで走っているランナーが今日は○人いた」

「そもそも人がいる場所を走るのが悪い」

などなど、意見は玉石混交。

さらに「バフおじさん」こと京都大学・山中教授の登場によってさらに議論は過熱しているのでありました。

人とすれ違う可能性がある限り、マスクは「つけるべき」

※あくまで個人の考えです。住環境や体力などによって状況は異なり、強要するつもりはありませんのであしからず。

そもそも全国に緊急事態宣言が発令され、外出自粛・接触の8割減が求めれている中、ランニングという行為は限りなく不要不急だと個人的には思ってます。学校の休校が続き、日々の買い物さえも「3日に1回」など自制が叫ばれるなか、ランニングが無条件でOKなはずはありません。可能な限り控えるべきで、「3密を避けて」は言い訳に過ぎないと思います。

当初5月6日までだった緊急事態宣言は約1か月延長されることが決まりました。既にあらゆる業種で廃業・休業・事業縮小の動きが相次いでおり、僕の会社も人ごとではありません。一日も早い収束のために、今は私たち一人ひとりが徹底的に自粛するべき時です。

…とはいえ、私も市民ランナーの端くれとして、ずっと家に籠っているとさすがに気持ちが悪くなります。仕事の能率も下がる。免疫も下がる。最低限の運動は感染拡大防止に必要なことでもあります。だからできる限り配慮をして、なるべく人と接触しない時間・場所を見計らって、短時間で走ることを心がけています。

参考に私の例を紹介します。走るのは朝6時台。コースはその日の気分によって2種類。時間はどちらも30分程度です。

 ①住んでいる住宅地内の周回コース ⇒ 1km×5周

 ②裏山の階段往復 ⇒ 130段×10往復

①の場合はネックゲイター(いわゆるバフ)をつけっぱなし。②の場合は裏山に入ったら全く人とすれ違うことがないため、バフを下ろしていいと自分でルールを決めています。もちろん人がいたらすぐつける気構えはしています。

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裏山にはプチトレイルも。こんな環境が今は猶更ありがたい。

バフをつける一番の理由は、「ランナーも気を付けてる!偉い!」ってすれ違う人に認めてほしいから。やはりランナーが悪者扱いされるのは悲しいです。(すれ違う時は道路の反対側に移動するなど距離をとり、挨拶するようにしています。)

それに今の情勢では、マスクをつけるのは外出するすべての人のエチケット。ランナーだけが例外にはなり得ません。

自粛生活は「五・七・五」のようなもの

ここでタイトルに戻ってきますが、「五・七・五」はご存じの通り日本の定型詩である俳句の音数。小学校の国語の授業や宿題で、だれしも苦戦したことがあるでしょう(僕も超苦手でしたw)。「五・七・五」のわずか17音、しかも季語を入れなければならないというルールの中で心情を表現するのは本当に難しいことです。

しかし、その厳しいルールの中で詩作することにこそ俳句の面白さがあり、そこから生まれてきた無限の表現に私たちは価値を見出しています

これはそのままランナーが今置かれている状況にも当てはまるんじゃないでしょうか。

マスクなどで口を覆わなければいけないという制限。限られた時間・場所でしか走ってはいけないという制限。その不自由さの中に面白さを見出すことを、私たちランナーは求められていると思います。

例えば家の周りで思いがけず面白いコースを発見すること。古いTシャツなどを加工して苦しくないマスクを自作してみること。マスクをすることによる心肺への負荷を実験してみること(これはやってみようと思っています)。そんな工夫をSNSでシェアして楽しむこと。

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上は家族につくってもらった手作りマスク。下は穴をあけて耳を通せるようにしたネックゲイター。

これはランニングに限らず自粛生活全般に言えることだと思います。居酒屋に行けないならweb飲み会をするとか、旅行・帰省ができないなら地域の美味しいものを取り寄せて食べるとか、外食できないから家で料理に凝るとか。皆さん、もうやってますよね?

重ねて言いますが状況は人それぞれなので、考えを強要するつもりはありません。コロナ全般でいえば、本人やご家族が感染・亡くなられた方、医療従事者の方、事業縮小や休業・失業を止む無くされた事業者・従業員の方、子供が多数いるご家庭など、その苦痛・負担・不安は想像するに余りあります。容易に「楽しめ」と言えない状況があることも分かっているつもりです。

その上であえて書きます。止まない雨はない、明けない夜はない。だからこそその雨や夜をあえて楽しもうよ!

事業者の我々も今の状況でできることを模索しています。皆さんもこの状況ならでは楽しみ方を見つけてほしいです。家から行ける範囲だって、マスクをしながらだって、工夫次第でランニングは楽しめると思います。そしてみんなで頑張って平和が戻ったら、そのときこそ晴れた空の下で思いを爆発させましょう!

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