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がらんとした成田空港 出国国際線搭乗記録 20200622

ここ四年ぐらい、東京とシンガポールを生活を送っていたので、羽田空港や成田空港・シンガポールのチャンギ国際空港って、ある意味自分の日常の一シーンになっていました。が、昨今の海外旅行・出張が制限されいてるなか、飛行機や空港自体の存在がだいぶ遠くなってしまったこのごろです。

各国が鎖国しているのもあるので、3月中旬から東京で時間をすごしていたのですが、どうしても止むを得ず、シンガポールに戻ることになり、成田空港からANAで帰ってくることになりました。いつもはJALなのですが、7月までに全便運休を決めており、ANAは6月現在で週3便だけ東京-シンガポール(通常は1日4便あったのですが)を運行しているためです。

海外から日本へ帰ってきた時のノート記事はたくさん見かけますが、出国はそこまで見かけないので書き残してみます。

とりあえず、空港へ向かう

いつもは成田エクスプレスで成田空港まで行くことがおおいのですが、昼間の時間帯は全て運休していたので、京成スカイライナーにのりました。スカイライナーも本数は半分になってました。

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乗っている人の人数は各車両で1-2名ぐらい。実質的な貸し切りのような雰囲気です。日暮里からいつも通り40分ちょいぐらいですかね。成田空港第一ターミナルに到着です。

閑散とした成田空港第一ターミナル

人のいなさっぷりはもちろん電車だけだはありません。チェックインカウンター周りや、同じ出発フロー(4階)のショッピングレストランモールも同じです。お寿司さんやスタバ・両替所、あと数点お土産屋さんなどがかろうじて空いていましたが、7−8割ぐらいのお店はしまっています。お土産を勝手いく必要がある人は、今の時期は空港で期待するのはやめた方がいいですね。そもそも出張・旅行はほぼNGだと思うので、自分のように日本に一時帰国している海外居住者ぐらいしか、国際線乗る人はいないかもですが。

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出発便の案内板を見てもらうとわかりますが、半分以上の飛行機が運休しています。ANAの運行状況を見る限り、二日に一度同じ日に飛行機をエリア間結んで飛ばすことによって、乗り換え含めた航空ネットワークを維持しているようでした。北米便とシンガポールの乗り継ぎの日だったようです。

第一ターミナル出国後の様子

そして、出国ゲートを通過します。手荷物検査も列もなく、また検温もなにもなくいつもどおりです。いつもだとイミグレ自動ゲート抜けてしまうのでスタンプはもらいませんが、誰も待っていないこともあり、記念もかねてスタンプおしてもらいました。窓口の方と、なんか寂しい風景ですねとたわいのない一言を交わしたのがいつもとの違いですね。

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いつもの夕方だと、お土産屋さんには中国人の観光客が行列をなし、欧米からの乗り継ぎ便なども含めてものすごく人がごった返しているのですが、今日は全くもって人がいない。そしてお店もほとんどしまっている状態です。特に何かをすることもないので、ANAのラウンジへ。ANAラウンジもほとんどサテライトなどがしまっており、自分はいつも権利はないのですが、唯一開いていたANA Suite ラウンジへ入ることができました。しかし、ここもほとんど人がいないのもあり、縮小営業。料理やアルコールはおそらく半分以下です。

思ったよりも強めの雨と風が吹き付けてます。限られた便しかないので、天候で欠航にはならないでほしいなと思いつつ、時間潰しに外を眺めます。

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ん?あれはとおもったら、ちょうどANA A380が止まっているではありませんか。ハワイ行きの飛行機はキャンセルされてるわけで、なんでだろうと思ったんですが、どうやらその日たまたま飛行訓練をしてたみたいで、ちょうど戻ってきた機体だったようです。

和菓子だけもらってそろそろと思ったのが17:30。NH801の搭乗時間は17:45なのでラウンジをでて搭乗口へ。どうやら北米行きはほぼ17:00ごろには出発してたようで、本当に人がいなくなってしまいました。NH801がその日の第一ターミナルの最終便だったようです。

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どのぐらいの人がシンガポール便にのるのか気になって、待合室にいる人を数えてみたのですがおおよそ30人ぐらい。そのうち日本人は10名ぐらいで残りは北米からの乗り継ぎの人のようでした。ワーキングビザを持っていたとしてもシンガポールへの入国は承認制になっています。シンガポール国内の制限が少し和らいだ(Ph2という外出制限が解かれた状態)程度であり、またぼちぼちその承認が多少出るようになったという段階だったりするので、飛行機の便数が限られてるとはいえ、その程度のようです。

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搭乗してしばらくして滑走路に向かいますが、はやり駐機場にたくさんの飛行機が止まったままですね。雨も降っているのもあいまって、やや寂しそうに見えます。

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3ヶ月ぶりの空の上の光景はやはり美しいですね。地上で降っていた雨とは無縁で、綺麗な夕日が見えました。空の上はいつでも変わりないようでほっとします。

そしてシンガポールへ入国

そして、追い風のおかげもあり、いつもより少し早めの23:40ごろにチャンギ国際空港に到着しました。

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ゲートを出てからは、いつもだと自由に歩き回れるのですが、かなりのスタッフが通路を固めていて誘導されます。トランジット客で賑わうシンガポールの空港もトランジット自体規制がかかっている(許可が必要)なので、ほとんどいません。到着便・出発便共にいつもの1割もない感じでしょうか。Immigration ゲートの前で、ICA Staffが各省庁が出す承認メールやhealth declarationのチェックをします。また、6/22現在で、直前に滞在していた国によって、シンガポール政府が手配するホテルで14日隔離をするか、または自宅での14日隔離になるかきまるので、あわせてここで判断されます。

ホテル隔離の場合はまとまってバスで移動になるようですが、自分は自宅隔離なので、そのままタクシーで帰って良いということでタクシー乗り場に行きました。ここも誰一人として待っていません。

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20分ほどタクシーで自分が住んでいる都心部につきました。観光客もいないし、外出はできるもののいろいろ制限は残っているのもあり、シンガポールフライヤーは電気が消えたままでした。

というわけで、1ページのノートとしてはあまりに長い記述になりましたが、貴重な国際線の搭乗日記でした。しばらくはこんな感じの制限のなかでの移動になりそうですね。

日々ぼけっと生活してしまっていますが、他の人にもなんらか価値のある情報や自分なりの視点を何か持っているはずと信じてnoteをはじめました。 自己紹介はこちら https://note.mu/t_kis/n/n768f4613e0ef