チェンライ出張国境訪問第2段
チェンライ出張国境訪問第2段。
昨日はタイ、ミャンマー、ラオス三国の国境が交わる「ゴールデントライアングル」の話でしたが、今日は、ミャンマーとの国境がある「メーサイの街」の話となります。
タイはいわずもがな大陸の国ですから、陸続きで複数の国と国境を接しています。
ミャンマー、ラオス、カンボジア、そしてマレーシアの4国ですね。
いずれの国も陸路で国境を超えたことがありますが、島国の日本にとっては、陸路で国境を超えるということに対して、何か憧れを覚える人はおおいのではないでしょうか。
僕も学生時代に貧乏旅行していたときには国境という響きだけでワクワクしていました。
「今日はカンボジアに入るぞ!」 みたいな。
陸路で国境線を超えることで、何か自分自身がレベルアップするみたいな、そんな中二病的感覚も持ってました。
懐かしい黒歴史です。(笑)
さて、このメーサイの街にも20数年前に訪れたことがあり、その当時から国境のマーケットは賑わっていた印象でしたが、今回もそれにも劣らずといった感じで、多くの人と、行き交う車両などで活気が感じられました。
20数年前は宝石屋が多数立ち並んでいた印象で、その時は珍しさもあって、華僑の大金持ちがはめているような大きなルビーや金ピカの指輪などをおみあげに沢山買って帰りました。
指は10本しかないのに、ごっつい指輪を片手ずつ3,4個はめて、にわか成金の気分を味わったり。
その殆どはもう手元にないし、おそらくは粗悪品だったと思います。なにせ、値段がめちゃくちゃ安かったので。殆ど1000円以下で買ってましたし。
恥ずかしい思い出です。(笑)
今回は宝石屋さんは過去のそれほどにはありませんでしたが、その代わりに中国からのお菓子類や電化製品、洋服などを販売するお店、そして相変わらず、ミャンマーの雑貨、製品を売るお店などが出ていました。
国境のマーケットは多様な言語が行き交い、(聞き慣れない言葉はミャンマー語や、タイの北部方言など)、やはり風情があり、マーケットを歩いているだけで、ノスタルジーに浸れます。
この辺は20年前の自分と全く変わっていないようです。
国境を超えるという経験、これは是非、子供には早めに経験して欲しいと思っています。
それは、やはり国というものの意識を持つという意味もありますし、逆に意識するからこそ、そういうものを超えていける高くて広い視野を持つことができるのではと考えているからです。
国境にとらわれず、大きく羽ばたいて行ってもらいたい、
世界はこんな感じで国境線が引かれているけれども、そこに物理的な制限はあるけれども、超えていくことができる、世界を舞台に活動していくイメージを持ってもらいたい、
そんな事を思っています。
年末には陸路でカンボジアにいく予定にしていますが、その時には国境を超えますので、そんな話も息子にできたらいいなと思っています。
0歳でパスポートを持ち、国際線に何度も乗り、3カ国語の環境で暮らしている息子にとって、もはや当たり前の基準が僕ら根っからドメスティックな人間とは異なると思いますが、それでもやはり、補足的にサポートしてあげることは大切だと思います。
僕自身ももっと国を超えていきたいと思うし、息子にそうしてもらいたいと思うならば、今後もますます積極的にそうしている姿を見せなくてはと気持ちを新たにしました。
日本に住んでいるとなかなか陸路で国境を超えるという経験がないかと思うのですが、東南アジア、とりわけタイはこんな感じで国境がいたるところにあるので、地方まで少し足を伸ばして国境地域を訪れて見られることをおすすめします。
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