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コロナの影響は長期化するとの見方(2020年3月調査)

外為どっとコム総研では毎月お客様に対してアンケート調査を行い、外為短観というかたちでまとめています。全編はこちらでご覧いただけます。以下、印象的な調査結果を掲載します。

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今後1カ月間の米ドル /円相場の見通しについてお答えください

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「今後1カ月間の米ドル/円相場の見通し」については、「米ドル高・円安方向」と答えた割合が44.9%であったのに対し「円高・米ドル安方向」と答えた割合は41.8%であった。この結果「米ドル/ 円予想DI」は△3.1%ポイントとなり、前回(△6.6%ポイント)からプラス幅が縮小した。

調査期間前後の米ドル/円相場は、新型コロナウイルスの世界的な流行で一時111.70円台まで上昇するなど米ドル買いが強まった。ただ、そうしたリスク回避的なドル買いは長続きしないとの見立ても少なくないようで、個人投資家の米ドルに対する見通しは強気と弱気で二分された。

新型コロナウイルス感染拡大をめぐる市場の混乱はいつまで続くと思いますか?

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今回の特別質問として、「新型コロナウイルス感染拡大をめぐる市場の混乱はいつまで続くと思いますか?」と尋ねたところ、「5 ~ 6 月まで」が36.5% と最も多かった。次いで「7 ~ 8 月まで(27.3%)」、「3~4月まで(14.5%)」、「9~10月まで(8.1%)」、「2021年以降も続く(7.0%)」、「11~ 12月まで(6.6%)」の順になった。夏(7~8月)以降も混乱が続くとの予想が合算で6割超に上っており、個人投資家が新型コロナウイルス感染拡大の影響を比較的深刻視している事が窺える。すなわち、新型コロナウイルスの終息にも時間がかかるとの見方が多いという事であろう。

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この他にも「ユーロ/円相場の見通し」「豪ドル/円相場の見通し」、「新型コロナウイルス感染拡大でドル/円は最大でどこまで下落するか」など調査しております。詳しい内容に関しましては、こちらでご覧いただけます。