【創作活動メモ】手を抜きつつ形にするために

前回のnoteでこんなことを書きました。

完璧でなくてもまずは形にすること。
不完全なところや手抜きがあったり、満足していないところが残っていても、それは次の課題に残してよいのです。

でも、形にしつつ不完全とか手を抜くとか、実際どうしろというのか。
というわけで、今回のテーマはどうやって手を抜くかについて。

まず大事なのは、何を目的に作るのか、だと思います。
例えば僕が以前ぬいぐるみ(たぬきゅん)用に作った衣装を例に挙げます。
↓こんなものです

この衣装をなんで作ったかというと、当時和服姿のアイドル(夢眠ねむさん)とツーショットチェキを取る機会があり、それに合わせることが目的でした。
すなわち、ここで求められたのは、チェキに耐えうるだけのクオリティであったわけです。
(実はこの衣装は使い勝手がよく、そのあとも多用するのですが…笑)

この和服を作ったのは一年以上前、裁縫技術もほぼ0、時間もありませんでした。
そこで、何とかしてこの形まで持ってくるために、たぶん普通の方はやらないことをやっています。
例えば、縫い方は全てジグザグ縫いです。
他の縫い方とか調べてたら、それだけでいつまでも作り始めることができないと思ったのです。
そして、歪んでるところやほつれてるところもありますが、そこは目をつぶる

また、通常生地の端部はほつれ止めの処理をするのでしょうが、その時間も技術もありませんでした。
そこで、この衣装は端部をすべて、セロテープで裏側から固定しています。
わかりにくいですが、テカっている部分がセロテープで留めている部分です。
THE力技。

チェキはこんな感じで、うまくいったかと思います。
チェキが8K対応じゃなくて本当によかった。

他にも手を抜く手段はいろいろあって、例えば、
・既存のものをリメイクする
 例えばほかのぬいぐるみ用の衣装をベースに、カスタマイズやサイズ調整して整える
・見えている面だけ作る
 内側や裏側は作らない、もっと極端にやるなら背中側を作らないという手もあります
・簡略化する
 本当はボタンやチャックで開閉できるところを閉じたままにしてしまうとか、複雑な柄をだいたいの色で表すとか
・そもそも縫わない
 接着剤や布用両面テープなどを使えば縫わずとも形にすることができます

…といったところでしょうか。
ここまで衣装(裁縫)の話でしたが、これは他の物やイラストでも共通のところがあると思っています。
すなわち、一般化するとこうなります。

・必要以上には細部にこだわらない
・転用できそうなものを活用する
・無理に原則に従ったり、慣れていない技術を使わない
・複雑な部分をだいたいの雰囲気で表現する
・あまり見えないところは頑張らない


何を作るかによって適用できるものは変わると思いますが、自分の実力に合わせて作る方法はいろいろあるんじゃないかな、と思います。

ところで今回のnote、実は2チェキを自慢したいがために書いたという噂…