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保険加入率と保険会社の行末

保険が好きな日本

日本の生命保険の加入率について、生命保険文化センターの調査で89.8%、医療保険で93.6%とあります。
(出典∶(公財)生命保険文化センター「2021年度生命保険に関する全国実態調査」https://www.jili.or.jp/research/report/zenkokujittai.html

この生命保険文化センターは民間の保険会社や都道府県民共済などの加入についての調査なのですが、みなさんはその他にも高額な保険に入っていますよね。公的な健康保険、介護保険、年金です。

公的な保険を除けば、他国と加入率や保険料水準などは変わらないと思いますが、保険は人生で2番目に高い買い物と言われるように公的な保険も含めると保険料はかなりの金額になるのではないでしょうか。

中小保険会社の行末

先の調査で分かるように生命保険、医療保険に関しては、かなりの方が加入しており、また保険料もそれなりに支払っているので、国内での生命保険の加入者は飽和状態にあると考えられます。
生命保険会社は新規顧客獲得を目指しても無理なので、上乗せで加入してもらうか、他社から乗り換えてもらうかの手段を取るしかありません。

大手生命保険会社は比較的加入率の低い東南アジアなどへ積極的に進出し、新規顧客獲得へ乗り出しています。
ですが、それができない中小保険会社は将来的には事業規模を縮小したり、合併や吸収されたりということが予想されます。

少子高齢化が進んで人口が減少していく中で、お客様のニーズに応えた商品を販売していかないと小さな保険会社は生き残れません。

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