VDA5で不確かさ評価がもとめられるんですか?

VDA5で不確かさを扱っているということで、検索していたらこんなのが引っかかった。
古い質問でもう必要としている人はいないかもしれないが、整理しておく。

質問者と回答者のやりとりをまとめると
・監査で測定システムの不確かさをどう評価しているか聞かれた。
・試験内容はおそらく、測定顕微鏡で何らかのサンプルの長さを測定
・測定顕微鏡は17025校正している
・ゲージブロックも17025校正している
・分解能は許容値幅の5%以下
・測定の不確かさは許容値幅の15%以下

測定の不確かさが測定の結果につく値という点がいまいちピンときていないのか、要因の整理ができていない印象がある
偏りはとりあえず無視して考えると

測定結果のばらつきから求めるType A
これは”サンプル”をn回測定してSTDEV.S/SQRT(n)で求める

計測器の分解能、校正結果からもとめるType B
とりあえず最低限の要因として次の2つの値を評価する
測定器の分解能
測定器の校正値の不確かさ
分布の形は面倒なので正規分布として扱う。
測定器の校正値の不確かさが(k=2.6)となっているが、これはとりあえず2.6σと読み替える。
typeAは標準偏差1σの値なので、これに合わせとりあえず校正の不確かさ/kで1σ相当の値に直しておく。

この3つの値のRSSが1σ相当の標準不確かさuになる
uを2倍したU(k=2)が拡張不確かさ
このUが許容値幅の15%以下であればOKとなるということらしい

もう少し細かくいくと、不確かさの要因として温度、作業者などの水準のばらつきも含めて計算に含めることが望ましい

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