見出し画像

レアル型子育て

前回までの投稿

前回までの投稿で、バルセロナ
型児の特徴を書きました。

特徴として、
①親の考え、やり方を押し付け
る。

②子どもの意見を尊重せずに、
親が望む進路、職業に進むこと
を最大の目標とする。

③親が望む結果を子どもが得ら
れなかった場合、態度を変える
こともある。

と書きました。

今回は、バルセロナ型育児では
ない、子育て論について書いて
いきます。

タイトルにあるレアルとは

サッカー大国のスペインに、レ
アル・マドリードというサッ
カーチームがあります。以前に
は、C・ロナウド選手、ベッカ
ム氏、現在のチームの監督であ
るジダン氏が所属していまし
た。現在のチームには、レンタ
ルで別のチームに所属していま
すが久保建英選手、19才が主体
のチームには中井卓大選手と日
本人も所属しています。

以前の投稿で紹介した、FCバ
ルセロナのライバルチームであ
り、この両チームが対戦する試
合は「クラシコ」と呼ばれ、ス
ペイン国内に限らず、世界中の
サッカーファンが注目していま
す。バルセロナと同様に世界中
に多くのファンがいるサッカー
チームです。

タイトル歴を見てみると、国内
リーグの優勝が34回、国内カッ
プの優勝が19回、ヨーロッパNo
1を決めるチャンピオンズリー
グの優勝が13回、世界一を決め
るクラブワールドカップの優勝
が4回と輝かしいものがありま
す。

レアル型育成方法とは

レアル・マドリードの哲学は、
「シンプルかつ可能な限り少な
いタッチでゴールを目指す」と
いうもので、現在多くのチーム
が取り入れている戦術です。

レアルの育成担当者は次のよう
な証言をしています。

大多数のトップに上がれない
選手たちとどう向き合うかが重
要だ。日常的に熾烈な争いがあ
るカンテラでは、ついついサッ
カーを楽しむということを忘れ
てしまう選手もいる。

だから、私たち指導者は自分た
ちの価値観を押しつけるのでは
なく、サッカーの楽しさをいか
に伝えるかもマドリーの哲学で
ある。

サッカーを楽しめる子どもは理
解も早く、向上するスピードも
早い。そういったサッカーの本
質をしっかりと理解した選手た
ちは、仮にこのクラブを出るこ
とになってもやっていける土壌
ができている。

(REALSPORTSより引用)

レアルの育成方法の特徴を要約
してみますと、
①サッカーの楽しさを伝える。
②チームを離れることになって
もどこのチームでもやっていけ
る土壌ができている。
ということがあげられます。

イングランド、ドイツ、イタリ
ア、フランス、スペインの5大
リーグに輩出しているレアル出
身の選手の数は、2018-19シー
ズンで36名となっています。

2014年の段階では43名を送り出
していたバルセロナの後塵を拝
する形でしたが、その数字は5
年間で逆転しました。

上記の5ヶ国に限らず、ヨー
ロッパの1部リーグには多くの
レアルの下部組織出身の選手が
活躍しています。

現在のサッカーの流行りとマッ
チしているということもありま
すが、前述した「②どこのチー
ムでもやっていけるように、選
手の育成をしている」結果と言
えるでしょう。


私が考えるレアル型子育てとは


①どんな環境でも暮らせるよう
子どもにいろいろな経験をさ
せる。

②子どもの意思を尊重する。子
どがやりたいことは親も興味を
もつ。

③興味がなくなったものに関し
ては辞めさせる。

次回の投稿では、具体的な例を
あげて説明していきたいと思い
ます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?