野球少年とコーチ
日曜日、娘が通う小学校へ娘といっしょに
遊びに行った。娘が友だちと小学校で遊
ぶ約束をしたからだ。
娘と遊びに行った時間帯に、ちょうど少
年野球のチームが練習をしていた。幼稚
園から低学年くらいの子のチームと、3〜
6年生くらいの2チームにわかれていた。
3〜6年生くらいのチームには12人くらい
が集まって練習していたが、子どもひと
りにコーチもひとり付くことができるく
らい、コーチも集まっていた。
ぼくだけじゃない
練習が終わったとき、ひとりのコーチが
小学校の塀を乗り越えて急いで帰って
いった。
その姿を見ていた野球少年2人が「僕も
やりたい」というようなことを言って
いた。
小学5、6年生くらいの子は好奇心の塊
と言ってもいいだろう。ダメと言われ
たこともやったりする。
ひとりの子が塀を乗り越えて道路に出
たところ、先ほどとは別のコーチが塀
を乗り越えた子に注意をしていた。
注意された子は「コーチもやっていた
んだよ」みたいなことを言っていた(と
思う)。
その様子を見ていて、この子は塀を乗
り越えて帰っていったコーチの言うこ
とを今後も聞くのか、もし言うことを
聞かなかったら、コーチは体罰をする
のかなどと考えていた。
次回の練習のときに、塀を乗り越えた
コーチに対して別のコーチ、保護者が
注意してくれるのかなど期待していた。
子どもはマネをしたがる
野球がうまくなるための方法を教える、
礼儀やマナーまでは教えるつもりはな
い、というのであればそんなに気にす
る必要もないのかもしれない。
しかし、スポーツチームに所属してい
る子を持つ親は、うまくなることはも
ちろんのこと、礼儀、チームワークと
いったことも身につけて欲しいと思う
だろう。
親、先生、野球のコーチなど、子ども
は自分の身近にいる大人をよく見てい
る。
子どもながら、大人にダメ出しするこ
ともあるだろう。ダメ出しされた大人
は素直に認めよう。
自分はというと
少年野球のコーチの姿を見て、ずっと
モヤモヤしている部分があった。どう
してモヤモヤしていたのか、1日経っ
て理由がわかった。
月曜日の朝、駅まで歩いて向かってい
るとき、近くに横断歩道があるにも
関わらず、横断歩道がない場所で横断
していた。
私が出勤する時間はちょうど小学校の
登校時間であり、多くの子どもがその
姿を見ていることになる。
「人のふり見て我がふり直せ」
少年野球のコーチには、「子どもがマ
ネをするから」と、ダメ出しをしてい
たが、私自身も交通ルールを守ってい
なかったのだ。
もしかしたら、自分の子どもの友だち
もその姿を見ていたかもしれないし、
自分の子どもにはルールを守ってもら
いたいのであれば、自分自身も気を
付けるべきだ、と反省した。
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