マガジンのカバー画像

PANAMAMANのお蔵出し~浜松町・田町↔新橋編・有楽町編

20
都内の食べ歩きなどなど、趣くままに書き留めています。
運営しているクリエイター

#老舗

タルタルチキンで「ときめき弁当」浜松町

浜松町駅から数分の場所に、大きな高級高層マンションが建設され、地元民が口を揃えて言うところの、「都内最大の再開発失敗地域」との呼び声が高かった浜松町の街並みが少し変わった(もちろんいい方向で)。薄暗い浜松町北口の近隣、昔からあるいくつかの通りに、それなりにちゃんとした飲食店が入居するようになってきた。一昔前、浜松町の雑居ビルなど、上階にはビルオーナーが経営するマージャン店や、うさん臭さの残る「〇〇診療所」などが入居していて、とてもじゃないけど港区の感じはなかった。時が移ろうの

小籠包は戦場を駆ける「新亜飯店」大門

新亜飯店をこの世に知らしめたのは、ある有名な作家の先生ではないか。先生が皆にお勧めしたのはいわゆる上海蟹の方だったが。 こちらのお店は大門駅の出入り口近くにある。細長い、間口の狭いビルの一階に、その週のランチなどのメニューを記した赤色のボードが飾ってあって、いかにも中華レストランの風情を醸し出している。 先生のお勧めする上海蟹は、なるほど季節の風物詩であって、グルメな人々はこれを目当てにやってくるのだろう。しかし、しかし、上海蟹を愉しむ人々、というのはごく一部のセレブリテ