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そろそろ堂々クラシックホテル(都内編)

言うまでもなく、おとな女子だからこそ堂々と楽しめる場のひとつに、老舗旅館やクラシックホテルがありますね。若い頃から幾度となく背伸びして訪れたり宿泊したりしていましたが、何となくぎこちないというか居心地が悪かったのは否めません。今でいう『イキッていた』というところですよね。ただ、そうやって数々の失敗を含めた場数を踏んだことにより、50を過ぎてやっと気負いなく‟使える”ようになってきた感じがしています。

都内のホテルで間違いなく一番多く訪れているのは、帝国ホテル。父の関係で割引や特典が使えたこともあり、子供のころは親と一緒に、20代前半からは独りでもちょくちょく足を運んでいた場所。社会人に成りたての頃は自分自身に恰好付けたくて、わざわざコーヒーを飲むためだけに立ち寄ったことも多々あります(コーヒー1杯が普通の喫茶店の3倍以上もするというのに、これは本当に‟イキっていた”以外の何ものでもありません)。さすが老舗高級ホテルの素晴らしいところ、そんなイキったひよっこのお客に対しても、実に丁寧に対応してくれる訳で。一流のサービスに似合う大人になろう!と言う思いは、こういう体験あって生まれたものかもしれません。今でも毎年、クリスマス時期にはデコレーションを見に行っています。いろいろ巡っても、結局は帝国ホテルの飾りつけが一番ね、となる感じ。

毎年ちょっとづつ異なるデコレーションが楽しい

ここ数年のお気に入りは、パレスホテル!こちらは、親しくなったスイス人のホテリエ達(みなさん5ッ星ホテルの営業部長さん)がこぞって評価していたこともあって利用する機会が増えたのですが、さりげないサービスが素晴らしい!私の50歳を祝うBig Birthdayの際に宿泊した時には、チェックインから始まってホテル各所で情報が共有されていてビックリしました。部屋のお祝いスウィーツプレートから始まり、ディナーをとったレストランでは料理長さんからサプライズの金箔乗せお赤飯を頂き、フロア担当のスタッフの方からはサプライズのデザートプレートが。館内どこを移動していても、『お誕生日おめでとうございます』と、チェックアウトの時までお声掛け頂いたのでした(すれ違うスタッフの方々に言われ続け、さすがにちょっと恥ずかしくなりましたけれど)。

部屋のウェルカムプレートは食べきれなかったほど・・・
サラっと、お箸もお祝い用になっていました
『料理長からお祝いです』と・・・
金箔が乗ったお赤飯!
ガッツリのコース料理だったので、敢えて一口にしてくれた気遣い
フロア担当のスタッフさんが作ってくれました
この折り鶴、スプーン受けの紙と一体になってるんです!スゴ技!

パレスホテルはデリの品々も美味しいですが、特にクリスマスシーズンのパネトーネは秀逸。都内で、いや日本で一番美味しいと思います!

東京ステーションホテルもおとな女子には良いですね。メインダイニングのブラン・ルージュは、お料理も雰囲気もサービスもさすがの品格ですが、東京駅を通る際には、ちょっとバーに立ち寄って1杯、というのも素敵じゃないですか。こういうことを気軽に出来るようになって、大人になったなぁと実感する今日この頃。

地方の老舗ホテルにも、好きな場所あり、50を過ぎたから訪れてみたいところあり、今こそリベンジしたいところもあり。こちらはまた次の機会に。

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