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おとな女子旅:困った時のホテルメンバーシップ!

旅に多く出る方なら、航空会社のマイレージ会員と共に、どこかのホテルグループのメンバーシップに加入している人が多いと思います。TravellinGorgeous®でも度々ご紹介しているザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールドやマリオット系、ヒルトン系、などなど、お気に入りのホテルがあれば、リピートする旅にポイントが貯まりお得な特典も付いてくるので、マイレージ同様に‟修行”で泊まり歩く方も少なくないはず。

上級会員となれば、朝食無料や部屋のアップグレードはもちろん、個人旅には嬉しいアーリーチェックイン/レイトチェックアウトも無料でOKとなったり、結構嬉しい特典が多いもの。私もいくつか会員になっていますが、先の南イタリア旅にあたり、初めてAccor Hotelsの会員:ALLメンバーになってみました。

アコー・ホテルグループは、世界規模で展開するホテルチェーンで、特にヨーロッパに多くあります。グループ最上級のブランドとしてSofitel、Fairmont、Rafflesなど、一度は耳にしたことのある名前が並んでいますし、また、ビジネス客や大型ツアー客向けのエコノミー系や大箱系のIbisやNovotelは、一度は利用したことがある方も多いはず。特にメインブランドのMercureは、欧州の有名都市には必ずありますし(複数ある町も)。これまで日本には決して多くはありませんでしたが、2023年から本格的に日本マーケットに力を入れており、なんと2024年の春には、日本全国で23のホテルを開業するんですって。企業の本気度がスゴイと思いませんか?

そんな事前情報も手伝って入会→パレルモで泊ってみた感想。アコーホテルズの全ホテルでは、『お客様のクレームに15分以内に応える』ことを約束しているのですが、これは本当だった!というお話。

アサインされた部屋のバスタブにちょっとした問題が発覚し、レセプションに電話したら意味が通じず(こちらのレセプションの英語力は、残念ながらNGと言わざるを得ず)。レセプションまで直接出向き、説明してもあまり通じず。流石にこれではバスタブ付きの部屋を取った意味がないと、『もうこのホテルチェーンには泊まらないよ!』くらいの憤りを感じていたところ、ふと目に入ったのは、デスクの上にあったマネージャーからのウェルカムレター。チェックイン時は流して読んでいたのですが、よくよく見たら彼のメールアドレスが記載されており、『ALLメンバーであるお客様の滞在中は、私が責任をもって対応します』とのこと。

それならば、と早速これまでの経緯をメールしたところ、なんと5分もたたぬうちに部屋に電話があり、修理工を伴いやってきて、問題解決。修理不可能な案件だったため、ひとつ上のカテゴリの部屋へ変更をしてくれました。プラス、お詫びとしてバーのシャンパンサービス、通常はメンバーシップの上級会員だけに用意される特別アメニティ一式など、他にもいろいろありました。

連絡先にマネージャー個人のメールアドレスが書かれているのは、これまであまりお目に掛ったことがなく、そのお陰で今回は助かったし、アコーホテルズのモットーも本当だと体験したし(笑)。まぁ、5ッ星ラグジュアリーホテルであれば、部屋にチェックインした後で修理が必要な個所があるというのは、そもそも無いと思います。でも、メルキュールの様な中級ブランドに於いて、シフト変動があったり複数のスタッフが共有しているメールアドレス(レセプション宛など)にしていないところに、ほほう、と思ったのでした。

バンヤンツリーなど業務提携しているホテルもあり、ALLのメンバーシップは結構使えそう。一度は泊まりたいと狙っているラグジュアリー系ホテルも名を連ねていて、エジプトのThe Old Cataract Aswan Hotelもある!今後の旅に於いて、ALLメンバーシップというのが宿の選択肢のひとつに入るのは間違いなしですね。

ちなみに、パレルモで泊ったMercureは一応、4ッ星クラス。こちらの1泊料金は、その直前にナポリで泊ったB&Bのなんと半額だったんですよ!!! 現在、ナポリのホテル料金がどれだけ高騰しているか、お解りいただけるかと。

おとな女子が本気で楽しめる旅:TravellinGorgeousのため、リサーチ&実体験を元にYouTube連動で活きた情報をお届けしていきます。2022年からはツアー催行します。ご支援頂けましたら嬉しいです。また、取材にご協力頂けるホテル/宿、観光業の皆様、ぜひご連絡ください!