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【旅プランの立て方】情報収集の鬼になる!

どうやら私は、旅の準備が結構マニアックらしいです。正確には、旅をプランニングする前、そのための事前情報収集が、普通じゃないらしい。自分では至って普通だと思っていたのですが・・・。夫が言うに、違うらしい。久しぶりの長期海外となった昨年のイタリア渡航の準備段階で、つくづく思ったとか。

夫に指摘されるまで、個人旅行をする人は皆さん同じ様なことをやっているものと思っていましたが、『ある種の狂気を感じる(笑)』とは夫の弁。私の旅準備はこんな感じなのですが、どうでしょう?(『このホテルに泊まるために行く』という旅は除きます)

旅は情報収集から始まる

まず、おおよそのエリアでも、主となる旅先が決まったら、何はともあれ現地についての情報収集スタート。既存のツアーと同じ様な旅程なら、ツアーに参加した方が楽ですから。年齢が上がると共にそうなってきますよね。ありきたりじゃない、おとな女子のゴージャス旅にするなら、とことん情報集めが肝心ということ。

市販のガイドブックを買って読み込む

なるべく文字量が多いもの、"国”についてではなく、旅先となる"都市”や"地域”に絞ったものがあれば、それらを平均で3冊は読み込む。英語が大丈夫な方であれば、Lonely Planetなど英語版のガイドブックをおススメします(丸善など、大型書店では扱っています)。

現地の公的機関(政府/市/町の観光局)の公式サイトはマスト

行政機関の公式サイトはくまなくチェックする。日本語のページがある場合でも、なるべく現地の言語または英語ページをウエブ上で翻訳してチェックしてみる(日本語ページは、オリジナル言語より省略されている場合もあるため)。

海外の旅行関連サイトをチェックする

Lonely PlanetForbes TravelTRAVEL + LEISUREなどは情報量も多く見やすいです。私の個人的なおススメは、海外の大手新聞各社のトラベル欄をチェックすること。人気記者や有名コラムニストによる、超偏ったマニアックなおススメ情報が多く、結構参考になります。私は専ら英国の新聞、右派・中道・左派そしてタブロイド紙までくまなくパトロールします!

地元民のおススメを聞く

その国(町)に在住または詳しい友人知人がいるなら、現地情報や個人的なおススメを聞くに限る。現地の人のおススメに越したことはありません。

旅行記&体験記をチェック

個人の方の旅行記・体験記も情報の宝庫。昨年または一昨年の同じ時期に渡航された人や、直近数カ月に渡航した人の情報は、ガイドブックより新鮮な場合が多いです。

ただ、若いお嬢さん方の女子旅ブログは山ほどあるけれど、"50歳≦のおとな女子の旅行記”のような、TravellinGorgeous®世代の女子旅ブログって少ないのです。というか、これだけサーチしていても見つからない。体力気力ともに下り坂、更年期のゆらぎと共に旅するおとな女子にとって、若者の体験記は参考にならないことも多いのが事実。若い頃と同じ様に、旅ができなくなっているのでね。

『腰痛あるけどここのエコノミー席は快適だった』とか、『膝痛いけどこの列車は2等席で大丈夫』とか。おとな女子の旅人にとって、ひとつでも使える情報をお届けするため、TravellinGorgeous®チームは頑張ってYouTubeやNoteで記録を残している訳です。

旅行サイトの口コミ(☆評価)に気をつける

高評価ばかりが並ぶホテルやレストランはそれほど問題ないでしょうが、高評価と同じくらい低評価があるところは、★1を付けた人の層をチェックしてみましょう。国籍、年齢、性別、旅行形態(ひとり旅、カップル、ファミリー、etc)を見てみると、そこに隠れた"実情”が見えてくる場合があります。

ある固定層から★1が多い場合、例えば欧米人からは高評価が多いのに日本人を含むアジア圏の旅行者からは低評価ばかり、という場合は、ちょっと注意が必要。そのホテル/レストラン/観光施設では、アジア系旅行者に対してあまりウェルカムではない可能性があるからです。ここ10~20年でだいぶ世界は変わってきていますが、ある種の"差別”は残念ながらゼロにはなっていません。

こういう評価が付いている先に、どうしても行きたいという場合は、この点を踏まえて行った方がガッカリしないですし、『あ、本当だった』と逆に相手を観察してみるくらいの強心臓で行く方が、自分に取って"旅の実”となるのではないでしょうか。私は最初からそういう先は除外しますが、万が一、遭遇してしまった場合は、相手がアジア系に対して良いサービスをしない理由を逆手にとって、その場にいる誰よりも旅慣れた旅行者と見えるような、スマートで洗練された振る舞いを、大袈裟にしてやります!こちらに全く非のない場合の不条理には、負けません(笑)。

もうひとつ、日本人ばかり★1をつけている場合としてあり得るのは、低評価を付けている日本人旅行者が、"日本人的価値観で旅をする人”であるが故の★1というケース。いわゆる『郷に入れば郷に従え』をしない人々で、日本の慣習や日本人的思考を、他の国でもゴリゴリ押し通そうとすれば、それは相手にとっては嫌な客でしかない訳で。我々TravellinGorgeous®世代が海外旅行を謳歌しだした1980~90年代、こういう日本人旅行者が多かったこと!最近ではあまり見かけないとは思うのですが・・・でもゼロではないかも?

旅程の輪郭を作る

旅で外せないことリストを作る

その地で何をしたいのか?現地で絶対に外せない物事は何か?絶対食べたいモノ、買いたいモノなどをずらっと書き出してリストを作ります。また、一都市滞在型の旅なら、そこを起点に半日または日帰りで行ける周辺の見所もリストアップします。複数都市に滞在する場合は、

どうしても訪れたい場所の優先順を決めて、ラフな周遊ルート案を作ってみます。こうすることで、どういう順序で回るか、どの町で何泊することが必要かも、大まかに見えてきます。

ここまで来ると、ざっくりした旅の形が見えてきているはず。ここからそれぞれの詳細を詰めて行く作業に移ります。スケジュールに合う旅程(出発日&帰国日、合計滞在日数)、旅行条件(『50代おとな女子旅』や『50代夫婦旅』など)、そして旅の費用見積もりも出てくるので、自分の予算に照らし合せながら、『どうしても外せない』ところを選び、その他の部分で調整と妥協を繰り返し、旅程が固まっていく、という訳。

移動手段(飛行機/列車/船舶)やホテルの選び方&決め方、私のおススメは別途ご紹介しますね!

おとな女子が本気で楽しめる旅:TravellinGorgeousのため、リサーチ&実体験を元にYouTube連動で活きた情報をお届けしていきます。2022年からはツアー催行します。ご支援頂けましたら嬉しいです。また、取材にご協力頂けるホテル/宿、観光業の皆様、ぜひご連絡ください!