おとな女子の旅準備(顔回り編)
アラフィフのおとな女子、旅に出る前の準備はいろいろ多いのですが、顔回りで必ずやることがあります(特に宿泊を伴う旅の前)。30年以上の旅経験から行きついた、今のところのMy Bestな準備をご紹介。
美容院へ行く
個人的に白髪については、その割合が50%以上になったら染めるのを止めナチュラル白髪スタイルにしようとそのタイミングを狙っている所だったのですが、意外にも夫から強い反対がありまして(笑)。協議の末、白髪の割合が50%を超えるまで白髪染めをすること、50%を超えたら全体を金髪にするということ、で今のところ決着。今現在、まだ黒髪の方が多いので白髪染めは必須なのですが、白髪の勢いに月イチの美容院では追い付かない!
髪の毛の色艶って、その人がキレイでお洒落に見えるプラス材料としてとても大きい要素。たとえ飛び切りの美人でなくても、顔のフレームとなる髪の毛がきちんとしていると、とても素敵に見えます(絵画を飾る際の額縁の重要性と同じ理論)。更に、髪の手入れがきちんとされているかどうかって、写真に写すと裸眼で観るより顕著に判りませんか?自分で思っているより、かなり明るく安っぽい茶髪だったり、その逆で妙に黒過ぎる髪色が顔と合っていなかったり(こういう点を修正するためにも、旅先での写真撮影は役に立つと思います)。
ということで、旅の準備として美容院へ。入念に白髪染めもしてもらいます。時間に余裕があればトリートメントも。海外で水質の悪いところへ行く場合も、プレケアとしてお手入れしておくと傷みも軽く済みますね。見落としがちですが、ホテルのプールの水も、髪の毛には結構な負担になります。ホテルで泳ぐことが判っていれば、尚更プレケア必須です。
まつ毛エクステンション
本気の決めメイクには断然ツケまつげ派ですが、旅先での時短は何にも代え難い。たとえ数分でもメイク時間を短縮できる、まつエクはマスト。旅先での朝時間に余裕が出来ます。また、ホテルのプールや長距離フライトの間でも、すっぴんで怖気づかず通せます。
イギリス人、フランス人、ドイツ人、イタリア人、スイス人…欧米の友人達は普段メイクをしないのですが、マスカラだけは別。ファンデーションや口紅は特別なお出掛けの時だけだけど、マスカラは毎朝たっぷりしっかり塗るのです。長く濃いまつ毛によって、目に掛る影が表情を美しく見せるという効果を知っているからでしょうね。これも髪のフレーム効果と同じく、美しい人に見せるマジックのひとつ。
ただ、これも旅後の写真を見て学んだことなのですが、エクステの長さや量には、顔立ちと目の大きさによってベストなバランスがあるということ。これを間違えると、自分の目を逆に小さく見せてしまう場合があるのです!長けりゃイイ、多けりゃイイってものではないと。10代のギャルならまだ見るに堪えるけれど、アラフィフでは痛さが前面に出てしまいます。大失敗から学んだ実体験です。ハイ。
肌の保湿
余裕があれば1週間前から、最低でも3日前から普段以上に肌の保湿に力を入れます。スクラブやクレイパックで肌をキレイにしてから、保湿力の強いシートパックを毎晩続けます。機内や現地ホテルの乾燥対策になるのはもちろんのこと、現地でも肌が揺らぐことが少なくなります。現地滞在中も毎晩シートマスクを続けておくと、帰国後も肌荒れなどのトラブルに見舞われにくくなりますよ。
ついでに、肌に充分な水分量があると、日焼けもしにくくなり、例え焼けてしまったとしてもリカバリーが早いです!旅先で悪目立ちするような、日傘を差したり、日除けのために妙な恰好をしなくても、肌を水分でひたひたにしておけば無問題です!
眉毛アートメイク
立派な眉毛がある人には関係のない事ですが、薄い人や麻呂眉の人にとっては眉毛問題はかなり大きい!私の場合、眉については母方の家系を受け継いでおり、眉尻が薄~いマロ眉につき、メイクで眉を描くことは欠かせませんでした。初めて施術してたのは30歳の時ですが、それからは年に一度メンテナンスに通っています。メンテナンスの時期は、年間スケジュールで『ここは!』という旅程が入っている所に合わせてリタッチをしてもらうので、年によっては1年半くらい開く時もあります。まつエク同様、旅先でのメイク時短&すっぴんでも大手を振って歩けることは、何より助かります。
アートメイクは永久物では?と思う方もいらっしゃるかもしれません。ここからは、個人的見解を少しご紹介します。
初めて施術を受ける方へアドバイスとして、入れ墨系ではないクリニックやサロンを選ぶことを強くお薦めします。入れ墨(タトゥー)とアートメイクは全くの別物!タイや中国、東南アジアで施術をした方に多いのですが、タトゥーと同じ手法で真皮の奥まで色を入れてしまう方法だと、後々大変なことになります。年々、老化で皮膚もたるんできますし、表情筋の動きも若い頃とは違ってきます。真皮に入れた色は生涯落ちないので、数年経つと、眉の場所が変わることで違和感のある顔になってしまう可能性大です。
アートメイクのプロがいるクリニック&サロンでは、表皮の部分にしか色を入れません。なので、肌の新陳代謝の具合でだんだん薄くなってくるんです。また、クライアントの肌色・髪色・瞳の色に合わせて、眉を描く色素を調合してくれますし、顔の形に合わせて眉の形もベストなものを提案してくれます。
それでも、毎年メンテナンスが必要なんて面倒だしお金もかかるじゃない、と思いますよね?
残念な例が身近にいます。シンガポール人の友人は、ちょっとづつ怪しい顔になってきているのです。彼女は20年以上前、医療費が安いという理由でバンコクで中国人の施術を受けたとのことですが、色も入れ墨独特のちょっと青みがかった黒(墨汁の黒みたいな感じ?)で、自然の人間の身体には無い色のためそれだけでも違和感がある上、単色で施されているので‟偽物眉毛”というのも一目瞭然。その上、老化と重力には逆らえないため、年々眉の位置が下がり、一本眉の垂れ眉になってきており、人相も変わってきてしまっています。これは本当に気をつけた方が良い事例だと思いますよ。
また、眉の形(直線型、アーチ型、柳型)や太さ・細さも流行りがありますから、年1ペースのメンテナンスで、その時々のINな顔を作れる利点もあるのではないでしょうか?
TravellinGorgeous®チャンネルでも幾度となく言っていますが、旅を存分に楽しむために、旅先でいかに楽をするか。本番重視。私はこれに尽きるのです。だから様々な事前準備を億劫に感じない様です(Mr. Hojoにも指摘されました:笑)。
おとな女子が本気で楽しめる旅:TravellinGorgeousのため、リサーチ&実体験を元にYouTube連動で活きた情報をお届けしていきます。2022年からはツアー催行します。ご支援頂けましたら嬉しいです。また、取材にご協力頂けるホテル/宿、観光業の皆様、ぜひご連絡ください!