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おとな女子の水着事情(海外):それは逆に変!余計に悪目立ちしてますよ!

前回に引き続き、日本人女性の海外での水着問題について、体験談を元にお送りします。

①他人の目線を気にし過ぎ!恥ずかしがるから余計に目立つ

モデル体型じゃない場合、露出度の高い水着はやはり人目が気になるのは仕方ない。だからと言って、両手で身体を隠すようにくねくね歩いたりとか、変に身体を隠すような仕草は、逆に視線を集めます!不自然な動きをするほど、他人から見られるということに気付いていない日本人が多いと思います。

私たち日本人は、他人の視線を気にする文化で生まれ育ってきています(『恥の文化』というモノですね)。ですが、度を過ぎると単なる自意識過剰。誰も私たちのことなんて、見ていません。気にしていません。だって、欧米人は大概の場合、カップルで来てますから。例え、私がぽっこりメタボのお腹を堂々と出してビキニを着ていても、旅先で行き交った日本人の水着姿など、彼らのバカンスに於いて重要度はほぼ無い訳です。

かつて1990年代後半、イタリアの有名なビーチリゾート:リミニで、見栄えが悪いからと言う理由だけで、『太ってお腹が出ている年配女性はビキニ着用禁止』という条例が作られそうになったことがあります。若い男性市長が先鋒となってキャンペーンをしかけたのです。

条例に該当する中高年のイタリアン・マダム達は、当然ながら猛反発!

『家族のために一生懸命働き、美味しい食事を作ってきた歴史があって、私たちは今この体形なんだから、何が悪いのよ?私たちが美味しい料理を作ってきたからこそ、アンタたちは今こうして生きていられるんじゃないの!マンマの料理無しに、イタリア人の生活はあり得ないでしょう?』

ということで、無事に(?)条例は施行されることなく消えて行ったのでした。イタリア各地のビーチで、孫を連れた恰幅の良いおばあちゃんがビキニを着ている姿を沢山目にします。歳を取っても、どんな体形であっても、平気でビキニを着る人が多いです。みんな変に隠したりせず、堂々としています。

そんな所で恥ずかしがっていたら、逆に目立つの、当たり前ですよね。

②水に入るのだから、水着でいるのが当たり前!

体形を隠そうと、水着の上にTシャツなどを着たまま泳いだりする日本人を見掛けることがあります。日光アレルギーなど身体的な要因、または宗教的な理由から必要性がある方は別ですが、単に恥ずかしいから着ている場合、悪目立ちしているのに気付いていますか?ビキニを着て、腰にパレオを巻いたまま、海で泳いでいる日本人に遭遇したこともありますが、そもそもパレオの類は、海(やプール)から上がってから、水着の上に羽織るもの。泳ぐ時に着るモノではありませんよね。

身体が大きくたって、お腹が出ていたって、周囲の人はそれを気にしていません。そもそも、日本人よりも欧米人の方が圧倒的に大きい身体じゃないですか?Over50でも60でも70でも80でも、堂々と水着を着て良いのですよ。ビキニを着たって良いのですよ。文句を言われる筋合いはありませんし、そもそも文句を言ってくる人はいません。

水着からお尻のお肉がはみ出ていても、セルライトがボコボコでも無問題!人間、美しいモノに目が行く事の方が多いでしょう。目の毒だと思ったら、見なきゃ良いだけですから。そして、繰り返しますが、欧米人は他人のことをそんなに気にしません。見られている、気にされた、と思い込むのは、日本人の良くないところのひとつだと思うのですが、どうでしょう?

イタリア人ファミリーの一員となったばかりの頃、今より10キロ近く太っていた私は、当然ながら人前で水着になるのが苦手でした(約2年のロンドン生活で、人相が変わるほど体重増加したのです*笑)。その時、パパ:Angeloに言われた言葉は、納得するものがありました。

『人間は、より美しいモノを見たいと思い、美しいモノに目が行くのが自然な生き物。なのに、美しくないモノを敢えて見て文句をつけてくるやつは、そもそも人間としてのレベルが低いってことさ。』

モデル体型じゃないから、と水着になるのが苦手という貴方!もし、そんな貴方をじっと見つめて指さして薄ら笑う輩が居たら、彼らは貴方よりもうーんと下の方の世界に住んでいる、同じ土俵に上がる価値のない人間だということ!

海に来ているんだから、水着でいるのは当たり前のこと。水着じゃない恰好で水の中にいれば、逆に目立つのは当たり前だと思いませんか?水着1枚じゃないから、余計に視線を集めているのです。そこに気付くともっと旅が楽しくなるはず!

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