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なりたい職業ランキングで「教師」が1位になった件

この度、株式会社ノードプレースの職業検索サイト「キャリアガーデン」のサイト内検索数からランキング化された、なりたい職業ランキングで教師が1位になりました!

教師はこれまでもずっと上位に入っていたらしいですが1位は初めてのようです。まあ教師と一言で言っても、小学校から高校まで幅広いために上位に入りやすいというのもあるようですが…

この結果から私が感じたのは「そりゃそうなるだろうよ」という思いでした。別の記事でも述べているように、教師というのは「家族以外の最も身近な大人」であります。父親や母親の職業に憧れてそれを目指す子供が多いように、最も身近な働く大人である教師に憧れるのは当然といえば当然ではないでしょうか?

それにもかかわらず、現状は全国的な教員不足です。その原因はやはり本気で就職を考えると見えてくる教員という仕事の過酷さと将来性の無さであると思います。

以前、教員研修で近畿大学の広報担当の方のお話を聞く機会があり、その時に初めにおっしゃったのが「よくこんな斜陽産業に入りましたね!」でした。私はその言葉に衝撃を受けたのですが。それはまた別の機会に…
何にせよこの少子化社会において教育産業は今後衰退の道しか有り得ないのは事実です!

これから教員になろうと考えている方はとても歓迎しますが、同時に教員をいつでも辞められる準備をした上で目指すことをお勧めします。

「教員は安定している」なんて言われていたのは遥か昔の話です。今はそこらの中小企業と同程度の安定性だと思った方が賢明です。

とりあえず教員免許とる?その弊害とは?

教員免許は大学に入ってさえいれば比較的簡単に取得できる免許です。所定の単位を履修すればいいだけですからね。

しかし、その結果現場では明らかに教員に向いていない人格・性格を持った人が教鞭をとっていることが多々有ります。

数年前には神戸市の小学校で教員間のいじめが発覚したり、最近でも野球部マネージャーに不適切な指導をし自殺に追い込んだ教員がいたり…ニュースになっていないだけで潜在的な問題は各校にあるのではないかと思います。

ニュースを見ているだけの人でも明らかに教師の資質の低下を感じますよね?現場で働いていると、正直そんな教員ばかりです。生徒や保護者、管理職の前ではいい顔をしていても私生活ではパチンコに明け暮れ借金だらけみたいな人もいました。

今の免許制度では簡単に免許が取れすぎるのと、教員が足らなさすぎるのでちょっと変な人でも採用せざるおえないので今のような状況が生まれてしまっています。

教員の質を担保するために

教員の質を担保するために一番手っ取り早いのは免許制度を変えることですね。しかし、そんなことは一朝一夕でできるわけはありませんので、これから教員になる人たちにより教員という職業を深く知ってもらうことが一般人にできる最大のことかなと思います。

私自身もそんな大した教員ではありませんが、自分が感じたことを発信することにより、教員の質の向上に少しでも役立つことができればと思い今後も活動していこうと思います。

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