"Lightroom"と"Capture NX-D"のRAW現像
最近、「noteに書きました」と言った投稿をよく見ます。調べてみたら、この”note”、良さそうなので備忘録的に使おうかと思い立ちました。
さて、初投稿は、ここ最近、私が疑問に思って色々と試しているRAW現像です。
疑問に思った切っ掛けは、弟が撮った野鳥写真の色味でした。
その色が、Lightroomではなかなか再現できない事から、現像環境について考察しはじめたのです。
私が主に使用しているカメラは、D850、D7500などのEXPEED5世代のニコンの一眼レフカメラ。それに対して弟は、Z6、Z50などのEXPEED6世代のニコンのミラーレスカメラです。
弟がSNSに投稿している写真は、JPEG撮って出しのものでも非常に色が綺麗で、さすがにEXPEED6は色が良いなぁと、弟と話しつつも、その色に近づけるべくLightroomで現像する日々を送っていました。
↓ 弟の写真
試行錯誤しているうちに、カメラの背面液晶の確認では上手く撮れていると思った写真でも、Lightroomで見ると”そうでもない”ものが有る事に気づきました。
ニコンのカメラを使っている人は、最初に純正無料ソフトの「Capture NX-D」からRAW現像に入る人が多いのではないでしょうか?わたしもそのクチでした。
Capture NX-D は、RAW(NEFファイル)を読み込むと、アクティブDライティングやピクチャーコントロールなど、カメラで設定できる絵作りのパラメータをRAWにも反映してくれます。
そのカメラ内設定が反映された状態からRAW現像が開始できるのです。
私はてっきりニコンのREWはカメラ内で設定できる絵作りが反映されているRAWで、Lightroomでもその状態から現像できているものだと思い込んでいました。そう、思い込んだまま数年現像していたのです。
実際はそうでは無いのですが、最近その事に気づきました。(気づくの遅すぎでしょう)
気づけば色々と試したくなるものです。早速、自宅の前に生えている河津桜(散りかけ)に居るメジロで試写してみました。
撮影機材:Nikon D850, AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR + AF-S TELECONVERTER TC-14E III
JPEG撮って出しの写真です。※SS 1/250, F/5.6, ISO 800
無論、RAWをCapture NX-Dで読み込んでも同じ絵が表示されます。
この写真のRAWをLightroomに読み込んで、何もせずにそのままJPEGで書き出したものが次の写真です。
どうです?大分違いますよね…。
これに気づかず、ずーと現像したのです…。ちょっと凹みました。orz
ついでに、Lightroomでいつもしている現像をした写真も次に掲載します。
トリミングをしているので写真自体の雰囲気は変わってしまっていますが、色味はJPEG撮って出しの写真に近い気がします。
長くニコンのカメラを使っているので、やっぱりニコンの色に寄ってしまうのかも知れません。
Capture NX-Dで現像した写真も次に掲載しておきます。
どちらが好みかと言うと、最近はLightroomで現像していたこともありLightroomの仕上がりかも知れません。
しかし、改めてCapture NX-Dを使ってみると、現像に要する時間がLightroomの半分以下でしたので、効率を重視するならCapture NX-Dは良い選択肢であることを再認識しました。
以下、その他の参考写真を貼っておきます。
↓ RAW画像
↓ JPEG撮って出し
↓ Capture NX-Dで現像
↓ Lightroomで現像
逆光写真ばっかりなので、もう一枚。
↓ RAW画像
↓ JPEG撮って出し
↓ Capture NX-Dで現像
↓ Lightroomで現像
ここでふと気になったのは、Capture NX-Dで最新のピクチャーコントロールを適用したら、EXPEED5で撮ったRAWも、EXPEED6の絵になるのかしら?と言う事です。
これは、次回試してみたいと思います。今日はここまで。
令和2年3月8日
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